【歯ブラシの種類】毛先の特徴と用途別の選び方は?音波と超音波、名前の違いも紹介!

歯ブラシを買い替える時、売り場にあまりに多くの歯ブラシの種類があってどれを選ぶか悩んでしまいますよね。このたくさんの種類の中で、何を基準に選べばいいのでしょうか。毛先の種類・用途によって選ぶ歯ブラシは違ってきます。

また最近は電動の音波や超音波の歯ブラシを使う人も増えてきました。音波と超音波、何が違うのでしょうか。2つの違いも解説します。

身体の健康はお口の健康からって最近よく聞くよ。

歯磨きがますます大切だよね。

そうね。歯ブラシ選びもしっかり考えて選ばなくっちゃね!


歯ブラシの毛先の特徴

歯ブラシの毛先の特徴で別にみていきましょう。

毛先の形での分類

  • 毛先が丸くなっているもの (ラウンドカット )は歯垢除去に向いている。
  • 毛先が細くなっているもの や極細 のものは、歯周病予防・歯周ポケットのケアができる。

ブラシの形での分類

  • ブラシの形が平らになっているものは均等に動かしやすい。
  • ブラシの形がギザギザになっている(ラウンドカット)ものは細かなすきままでブラシの先が入り込める。

など、歯ブラシの毛先やブラシの形だけでも、様々な種類があります。

今もそれぞれのメーカーが歯垢がよりしっかりとれる形の歯ブラシをめざして研究開発し新しいものが出てきています。

 

また、ブラシヘッドの大きさも大小さまざまです。

歯ブラシの持ち手部分の形も、まっすぐなものやカーブしているものなどがあります。

 

ここまで読むと「そんなにいろいろな種類がある中で自分に合うの歯ブラシをどう選ぶのか、かえって迷う」という声がきこえてきそうです。

本当に、どうやって自分にあった歯ブラシを選えばよいのでしょうか。

 

そこで、考えるポイントは用途です。

あなたにとって歯磨きをする一番の目的、用途は何でしょう。

 

歯みがきの目的・用途をはっきりさせると歯ブラシ選びもはっきりします。

 

用途別に考える歯ブラシの選び方

よく言われる歯みがきの目的・用途は「虫歯予防」と「歯周病予防」です。

昔は「虫歯予防」が中心でしたが、最近では、成人、高齢者を中心に特に「歯周病予防」が重視されています。

用途別に考える歯ブラシの種類をまとめました。

目的・用途 おすすめの歯ブラシの種類
虫歯予防 毛は普通から固め、ヘッドは小さめがよいでしょう。
歯ぐきへの刺激が少なくすみずみまでブラッシングできるラウンドカット(毛先が丸い)がおすすめです。
歯周病予防 毛はやわらかめで極細タイプが良いでしょう。(歯周ポケット対策)
毛先が丸いラウンドカットもおすすめです。
ヘッドは小さめで動かしやすくマッサージするような歯磨きができるものを選ぶと良いでしょう。
子供や高齢者
子供用には毛はやわらかめで短め、ヘッドは小さくて、柄が持ちやすいものを選びましょう。歯ぐきへの刺激が強くて歯みがき嫌いにならないように特に注意しましょう。
高齢者用 には歯ぐきが傷つきやすいので、毛はやわらかめで細めのものを選びましょう。力がいらない電動歯ブラシも考えてみてください。

音波・超音波歯ブラシの名前の違いは?

最近は音波・超音波歯ブラシを使っている人がふえていますね。ランチの後の歯磨きでも携帯型の電動歯ブラシを使っている人をみかけるようになりました。

では、よく聞く音波歯ブラシと超音波歯ブラシの違いはどんなところにあるのでしょうか。名前が違うだけ?機能も違うのでしょうか。

実は、歯ブラシが発生する振動が、「音波(16~2万Hzの振動)」なのか「超音波(2万Hz以上の振動)」なのかによって名前が違ってきます。

音波と超音波による機能の違いもあります。

 

POINT

音波ブラシの特徴

  • 回転や前後の運動で、機械的に歯垢を取り除きます。
  • 毛先が接していない周り2mmの部分まで汚れがとれます。
  • また口の中の細菌のつながり(連鎖)を音波が破壊してくれます。

POINT

超音波ブラシの特徴

音波ブラシと同様の効果の上に、特に歯に強固に粘着する歯垢(不溶性グルカン)を破壊することができます。

音波・超音波歯ブラシは、歯ブラシヘッドが付け替えられます。

この付け替えできる歯ブラシヘッドの毛先の形状を自分に合わせれば「虫歯予防」「歯周病予防」のどちらにも使うことができます。

 強力パワーで様々な用途に適している便利な音波、超音波歯ブラシですが、気をつける点もあります。

  • すでに歯周病がある人は、音波、超音波歯ブラシを使用しても良いか医師と相談しましょう。
  • 基本的には音波、超音波歯ブラシでは、歯みがき粉を使用しません。歯みがき粉を使いたい場合は、研磨効果が少ない物を選びましょう。
  • 音波、超音波歯ブラシを使っても、歯と歯の間の歯垢がすべてとれるわけではありません。歯間ブラシやフロスで歯間のおそうじは必要です。

 まとめ

歯ブラシの種類や用途別の選び方についてご紹介しました。

自分の用途にあった歯ブラシを選びましょう。毛先の形やヘッドのサイズ、柄の形などよくみて検討してください。

音波・超音波歯ブラシはとても便利で機能的にもすぐれています。注意事項に気をつけて利用してください。

自分にあった歯ブラシでしっかり歯磨きをして、お口の健康・体の健康を守ってくださいね。

 

まずは、ちゃんと自分にあった歯ブラシできちんと歯磨きをすることが一番ね。
自分の歯の状態を良く分かってくれている歯医者さんに歯ブラシの相談をするのもいいね。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です