布巾は清潔を保つため、こまめに消毒したいものです。
布巾の消毒を毎日行うのは面倒ですが、電子レンジを使えば簡単に布巾の消毒ができますよ。
重曹や酸素系漂白剤を使った布巾の消毒方法や、電子レンジを使って布巾を消毒するタイミングもご紹介します。
Contents
布巾の消毒が必要な理由は?
布巾は料理中や食事の前後にキッチンやダイニングテーブルを拭いてきれいにしたり、洗った食器の水気を拭きとったりするために使います。
一日の中で何回も拭いて洗ってをくり返すため、布巾はいつも湿っている状態でなかなか乾きません。
また拭き取った食べ物の汚れなどが、付着したままになっていることもあります。
この状態の布巾をそのままおいておくと、カビが生えたり雑菌が繁殖したりするのです。
これらのカビや雑菌を予防、殺菌するために消毒が必要です。
一般的な布巾の消毒方法には、つぎの種類の方法があります。
消毒方法 | やり方 |
煮沸消毒 | 沸騰したお湯の中で5~10分煮る |
塩素消毒 | 薄めた塩素系漂白剤に浸けて(5~15分)、よくすすぐ |
天日干し | 3時間程度干す |
どれも少し手間がかかり、毎日やるのはちょっと面倒だと感じる方もいるかもしれません。
そんなときは、電子レンジを使った消毒をおすすめします。
電子レンジを使った布巾を消毒するやり方
電子レンジで毎日手軽にできる布巾の消毒方法をご紹介します。
手順
電子レンジを使った布巾の消毒は、次の手順で行います。
- 布巾を水洗いして汚れを落とす
- 軽くしぼってから、耐熱性のお皿にのせる
- 布巾1枚なら電子レンジ(500~600W)で1分ほど加熱する
- 取り出して(熱いので注意!)触れるまでに冷めてから布巾をしっかりとしぼり、そのまま乾かす
布巾の素材によってはこの方法が使えないものがあります。
綿や麻などは熱に強いためこの方法が効果的ですが、ポリエステルなどの化学繊維は熱に弱いので使えません。
電子レンジを使った消毒は熱湯消毒と同じ効果があり、カビや大腸菌も死滅するとされています。
食中毒の時期にはとくに念入りに布巾を消毒すると効果的なので、ぜひ試してみてください。
消毒するタイミング
できれば汚れるたびに消毒するのが一番効果がありますが、それだとやはり手間に感じますよね。
毎回ではなくても一日一回、夕ご飯のあと片づけが終わってからなどと決めて、布巾を消毒し干しておきましょう。
布巾は何枚か用意しておくと、つねに清潔な布巾を使えますね。
重曹や酸素系漂白剤を使った消毒の方法
電子レンジを使った方法のほかに、エコ掃除で人気の重曹や酸素系漂白剤を使った布巾の消毒方法をご紹介します。
重曹を使った布巾の消毒方法
布巾が十分に浸かる大きさの鍋を用意します。
かならずステンレスやホーローの鍋を使いましょう。
重曹はアルカリ性なので、アルミの鍋だと変色してしまうおそれがあります。
- 鍋にお湯を沸かす
- 沸騰したらいったん火を弱めてから大さじ1杯程度の重曹を溶かし、ゆっくりと布巾を沈める
- そのまま弱めの火加減で、10分程グツグツと煮る
- ある程度お湯の温度が下がってから、トングなどを使って布巾を取り出す
- 軽くしぼってから(やけどに注意!)洗濯機ですすぎ~脱水し、乾かす
洗いあがりはイヤな臭いも取れてすっきりし、気持ちがいいですよ。
酸素系漂白剤を使った布巾の消毒方法
酸素系漂白剤はドラッグストアやホームセンターで買うことができます。
同じ白い粉末ですが、重曹と消毒方法はちがいます。
- ステンレスやホーローの鍋に40~60℃のお湯を入れる
- お湯2リットルに対し、酸素系漂白剤を大さじ1杯ほど入れてよく溶かす
- 布巾を浸けて30分~2時間ほど放置する
- よくすすいでから干して乾かす
酸素系漂白剤は、使うときの注意点がいくつかあります。
- 沸騰したお湯では漂白能力がなくなるため、40~60℃の適温を守る
- 保存中も少しずつ酸素ガスが発生しているので、保管するときは密閉容器は使わない
- アルミの鍋では変色してしまうので、ステンレスやホーローの鍋を使う
- お湯に溶かしてから6時間以上たつと、漂白効果はなくなる
- 手肌が荒れるので手袋を使う
酸素系漂白剤は塩素系のようにつんとした臭いもなく、使い方に慣れればとても便利な洗剤です。
ぜひ試してみてください。
コメントを残す