日本を代表する調味料の1つである味噌。
毎日使うものだからと買い置きして気づいたら賞味期限が切れていた、未開封だから大丈夫とは思っても賞味期限が半年、1年、2年と過ぎていたら使っても大丈夫か迷うところです。
「賞味期限切れ、茶色くなってきたけど食べられるの?」「味噌の保管方法は?」「出汁入りや減塩の賞味期限切れは食べられる?」塩分を多く含んだ発酵調味料である味噌は賞味期限が過ぎていても使うことができます。
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未開封の味噌、賞味期限っていつ?
賞味期限は「品質保証の期限を示す」もので「安全に食べられる期限」を表す消費期限とは違いますので、簡単に言えば味噌は賞味期限切れでも食べられます。
味噌の種類によっては2年熟成された商品もありますね。
しかし、ビニールなどで包装されていても温度の影響や時間経過によっては味噌の中の「糖」と「アミノ酸・タンパク質」が反応して味噌の色が茶色く濃くなってくる事があります。
出汁入り味噌や減塩味噌の賞味期限には要注意!
味噌は賞味期限が切れても直ぐに傷むものではないから食べても大丈夫と書きましたが、注意が必要なのが「出汁入り味噌」や「減塩味噌」です。
また、健康ブームで人気の高い減塩タイプの味噌はその名のとおり塩分が一般的な味噌に比べて低くなっているために腐りやすくなってしまいます。
塩分濃度が5~8%を下回ると腐りやすくなってしまいますので、注意が必要です。
賞味期限切れの味噌はどうなるの?
買い置きして常温で保管しておいた味噌の色が濃くなっていること、ありますよね。
これはどの味噌でも起こることで味噌の特徴でもあります。
特に夏場などは気温が高いためにこの現象が早く進みます。
色が濃くなったからと言って特に体に害を及ぼすことはないので食べて大丈夫です。
ただし、風味が変化していることがあります。
こんな時は食べても平気?味噌の変化
あまりにも色が変わってしまっている場合には味噌の風味に変化が現れてしまうこともありますが、料理に使って大丈夫です。
また、開封後に白いものが出てきた時にはその部分を取り除けば食べることができますし、黒っぽい液体は味噌に混ぜ込んでしまって大丈夫です。
風味を保つ味噌の上手な保管方法
スーパーなどでは常温で売られている味噌は、基本的に未開封の状態であれば常温保存ができます。
直射日光を避け、冷暗所で保管する様にしましょう。
夏場は留守にしている間に室温が高くなってしまっていることもあります。
味噌は冷凍しても凍らないため冷凍庫で保管するのも良いでしょう。
冷凍庫で保管することにより糖とアミノ酸・タンパク質の化学反応を遅らせることができるので、味噌の品質を保つこともできます。
未開封の状態ではもちろんのこと開封後の味噌の保管にもオススメです。
ただし、出汁入り味噌は味噌以外の成分が凍ってしまうので冷蔵庫で保管するようにしましょう。
半年、1年、2年…賞味期限切れの味噌を美味しく食べるオススメ調理法
賞味期限切れでも食べられますが、味噌汁にしたら何だか美味しくないというときにオススメのアイディアを紹介します。
野菜を漬け込みお家の漬物
簡単にできて食卓のもう一品になるのが、野菜の味噌漬けです。
作り方は簡単!
野菜を味噌に漬け込むだけ。
ファスナー付の保存用ビニールで簡単に作ることができます。
冷蔵庫で余りがちなヨーグルトを入れると風味が変わって糠漬け風になりますよ。
肉や魚で味噌漬け焼き
味噌に生姜やはちみつ、ヨーグルトを加えて肉や魚を漬け込み焼くだけ。
漬け込んでおいて冷凍しておくと困った時のおかずとして使うことができるので忙しい人にもオススメの活用法です。
マヨネーズを混ぜてディップソース
意外と万能な調味料マヨネーズ。
マヨネーズと期限切れの味噌を混ぜてディップソースにしてみては?
野菜スティックにそえて晩酌のお供にも。
その他、鯖味噌や里芋の味噌煮など他の調味料を加えて作る料理では風味の変化を感じにくくなります。
賞味期限が過ぎても利用方法は数多くありますので色々試してみてくださいね。
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