ジューシーでさわやかな美味しさで人気の文旦ですが、中身だけでなく皮もひと手間加えるだけで美味しく食べることができます。文旦の皮をいつも捨ててしまっているという人に一度試して頂きたいのが文旦の皮の砂糖漬けです。文旦ピールとも言い、そのまま食べてもお菓子作りやパン作りのアクセントとしてもとても美味しいんです。この記事では文旦の皮の砂糖漬けの作り方と、文旦ピールを使ったチョコがけお菓子の作り方をご紹介したいと思います。
Contents
文旦ピールの作り方をご紹介!
材料も少なく、簡単にできる文旦ピールの作り方をみてきましょう!
手作りの文旦ピールは、甘さの調節など自分好みにアレンジできるのでおすすめですよ♪
文旦ピールの材料はこれだけ!
文旦の皮:1個分、約200グラム
上白糖:文旦と同量の約200グラム(お好みで調節してください)
塩:少々
文旦ピールの作り方
基本的な文旦ピールの作り方をご紹介します。
文旦ピールができたら、さらにお菓子作りの生地に混ぜたり、色々なアレンジができますよ!
- 文旦の皮を塩で洗います。(無農薬のものなら大丈夫ですが、気になる場合は皮は塩をつかって洗うのがおすすめです。)
- 4分の1にカットし、苦みやえぐみを取るために一晩水に浸けておきましょう。途中何度か水を変えてください。
- たっぷりのお湯で茹でて、沸騰したら1分ほどそのままにして、そのあとお湯を捨てます。この茹でこぼし作業を3~4回繰り返してください。
- ザルにあげて水分を切ります。
- 皮の白い部分を包丁やスプーンを使って取り除きます。
- 適度な長さにカットします。(文旦ピールとして食べるなら細め、チョコ掛けするなら扇型や少し幅広にカットするのがおすすめ)
- 鍋にカットした皮を入れて、ひたひたになる位の水をいれます。
- お砂糖を入れて弱火でじっくり煮て、皮が柔らかく半透明になったらOKです。
- 粗熱をとり、クッキングシートの上に並べて乾燥させて完成です。(自然乾燥で2日ほど、冷蔵庫に入れたり、120度位の低温でオーブンで焼きながら乾燥させても良いです)
文旦ピールのチョコ掛けの食べ方
文旦ピールはいろいろなアレンジをすることができます。
チョコを掛けるだけでバレンタインのプレゼントにもぴったりなスイーツに変身します♪
乾燥させた文旦ピールに、溶かしたチョコをディップして、チョコが固まるまで冷やし固めるだけで完成です。
文旦ピールだけでも十分甘いのですが、もっと甘いのがお好みという方は乾燥させた文旦ピールにグラニュー糖をまぶしても美味しいですよ。
他にもお菓子作りやパン作りのアクセントにしたりと、いろいろな食べ方を試してみてください♪
文旦ピールを美味しく作るコツとは
簡単にできる文旦ピールですが、気を付けないと文旦独特のえぐみや苦みが残ってしまうことがあります。
調理の過程でちょっとしたポイントを意識するだけでえぐみや苦みがとれ、美味しい甘味を引き出すことができます。
文旦ピールを美味しく作るポイントは?
- 皮は一晩から一日水にさらす時間をしっかりとる。
- 何度か茹でこぼしをすることで独特の苦みとえぐみをを取る。
- アルベドという白い綿のような部分にも苦みがあるので、自分の好みの厚さにすること。
この3点です!
以上の点を気を付けて調理すると、甘味と文旦独特の苦みとのバランスがとれて美味しい文旦ピールになります。
ビタミンCたっぷり!文旦の栄養について
大きく食べ応えがあり、ジューシーな果物で人気のある文旦ですが、健康と美容に良い栄養もたっぷり含まれています。
文旦に含まれる栄養にはどのようなものがあるのか、ご紹介します。
ビタミンC | 美肌効果。
脳卒中や心筋梗塞、動脈硬化を予防する高い抗酸化作用があります。 |
ペクチン | 便秘や下痢に効果的な整腸作用があります。 |
シネフィリン | 風邪を予防する効果があります。 |
ナリンギン | 中性脂肪を分解し肥満を防ぐ効果があります。 |
リボノイド | 癌の発生を抑制する効果が期待できます。 |
まとめ
文旦はスーパーでも比較的安価で手に入りやすく、ビタミンCもたっぷり取れるのでおすすめのフルーツです。
高知県の名産品で10月~11月が旬の水晶文旦や、日持ちが良く贈り物に最適で人気の土佐文旦など、栽培方法や品種によって1年を通して美味しくいただくことができます。
そんな文旦はジューシーな実の部分だけでなく、皮も砂糖漬けや文旦ピールとして美味しく食べられることがわかりました。
今まで皮は捨ててしまっていたという方は、簡単で美味しい文旦ピールで皮の美味しさまで味わってみてはいかがでしょうか♪
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