花椒油って実は、いつも作っている麻婆豆腐を本格的な味に大変身させる調味料なんです!
中国ではどのご家庭にもおいてあるという花椒油ですが、日本にいるとなかなか使い方がわからないかと思いますが、実はとっても簡単なんです。
ここでは、花椒油の読み方、効能や使い方、麻婆豆腐のおいしい作り方をご紹介しますね。
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花椒油の読み方は「かしょうあぶら」!
花椒油は、日本では「かしょうあぶら」、中国では「ホアジャオユ」と読みます。
花椒は、中国のミカン科サンショウ属の華北山椒の果皮を乾燥させたもので、中華料理に使われます。
ピリッと口の中がしびれるような辛みがあり、爽やかなかおりが特徴です。
この辛みが、中華料理の味つけにはなくてはならないもので、四川料理の味の決め手といっても過言ではなく、麻婆豆腐や担々麺のおいしさを生み出す重要な役割をしています。
お料理に少し入れるだけで、とてもいいかおりがする花椒ですが、そのなかでも花椒油は手軽に使える調味料です。
花椒は本来ミルなどで挽いて使うことが多いのですが、花椒油はその必要がなく、料理になじみやすくムラなく味をつけることが出来るのです。
また花椒油は、麻婆豆腐や担々麺はもちろん、青椒肉絲や回鍋肉などにもぴったりで、調理するときに使ったり、テーブルにてさっとかけるだけでも、本格的な味が楽しめます。
花椒油(かしょうあぶら)の効能は?
中国で、花椒は精神安定、殺菌、鎮痛、血圧を下げる効果があるとみとめられ、古来から漢方の生薬として利用されてきました。
胃腸の調子を整える効果
まず花椒には、胃腸の調子を整える効果があります。
消化をたすけ、殺菌作用があり、吐き気、腹痛などの改善に効果があるとされています。
麻酔効果もある?
次に、花椒には麻酔効果があるとされています。
花椒を口にしたとき、ピリッと舌がしびれるような感覚があるのですが、それが鎮痛や麻酔に使用されています。
ホルモンバランスを整える
更に、花椒にはホルモンのバランスを整える効果があるといわれています。
これにより、子宮からの出血やおりものの治療に使われます。
また、母乳をあげるときに煎じて飲むだけで、乳房の張りを抑えることができるともいわれています。
このように花椒にはたくさんのうれしい効果があるとされているのです。
花椒油の使い方は?麻婆豆腐のおいしい作り方
いつもご自宅で作られている麻婆豆腐が、花椒油を少し入れるだけで舌がビリビリしびれるような、本格的な味に変身します。
ここではかんたんなレシピをご紹介します。
花椒油を使った麻婆豆腐の材料(4人分)
豆腐(木綿/絹お好きな方でOK) | 2丁 |
豚ひき肉 | 150g |
豆板醤 | 大さじ1 |
甜麵醬 | 大さじ1 |
☆豆鼓 | 大さじ1 |
☆鶏ガラスープの素 | 小さじ2 |
☆オイスターソース | 大さじ1 |
水 | 450cc |
サラダ油 | 大さじ2 |
花椒油 | お好みの辛さで |
片栗粉 | 大さじ1 |
にんにく、白ネギ、生姜 | 各大さじ1 |
花椒油を使った麻婆豆腐の作り方
- 豆腐を電子レンジにかけてから、おもしをかけて(30分ほど)水気をしっかり切ります。
- ひき肉と水50cc(分量外)、甜麵醬をなべに入れ強火にかけ、水がほぼなくなるまで炒めたら、ひき肉を取り出します。
- なべを拭き、サラダ油を入れ、にんにく、ねぎ、生姜のみじん切りを入れて、かおりが出るまで炒めます。
- 豆板醤をくわえ、油に唐辛子の色がつくまで炒めます。
- 水を入れ、ひき肉をなべにもどし、☆の調味料を加えます。
- 煮立ったら、豆腐を手でひとくち大にちぎりながら入れ、10分間煮込みます。
- 花椒油を入れてなべをゆすって1分ほどまぜあわせ、水溶き片栗粉を入れてとろみをつけたら完成です。
いつもとひと味ちがう麻婆豆腐が、花椒油を使うことでかんたんにできます!
花椒油の量は、お好みで調節してください。
花椒油の特徴と使い方のまとめ
花椒はピリッとしたしびれる辛さとさわやかな風味で、中華料理には欠かせない調味料です。
また、花椒には、整腸作用や麻酔効果、殺菌効果やホルモンバランスを整えるなどのたくさんの効能があり、古くから漢方の生薬として利用されてきました。
このように、中国ではなくてはならない花椒ですが、お料理の場面でさらに使いやすくしたものが「花椒油」です。
花椒油の使い方はかんたんです。
ふだんご家庭で作られている麻婆豆腐などのお料理に、この花椒油を少し足すだけでピリッとした本格的な味に変わります。
油のため、料理にもなじみやすく、さっとかけるだけですのでとってもかんたんです。
ぜひ一度お試しください!
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