木造の家を建てるときに、必ずといっていいほど対策に悩むのが「シロアリ」です。
イメージとして、家の敵=シロアリと感じている方も多いのではないでしょうか?
シロアリ被害にあった場合、かなり修理費用がかかってしまいます。
かなり不安ですが、実際シロアリの被害にあう確率というのはどれくらいなのでしょうか?
私の周りでシロアリ被害にあったという話は聞いたことがなかったため、今回はシロアリ被害にあう確率を調査してみたいと思います。
また、シロアリ被害にあっていないのか、現状を把握する方法もまとめました。
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シロアリ被害にある確率はどれくらい?
では、シロアリ被害に一体どれくらいの家があっているのか見ていきましょう。
調べてみると、どうやら国土交通省の補助事業で「シロアリ被害実態調査報告書」というものがあるそうです。
そちらを見ていくと、日本の場合は5軒に1軒はシロアリ被害にあっているという結果がでていました。
正直、シロアリ被害なんて他人事に感じるようなことなので5軒に1軒というのは驚きですよね。
確率で計算してみると約20%の確率でシロアリ被害にあうということになります。
また、シロアリ被害というのは家の築年数によっても確率が変わります。
築年数10年未満であればほぼ0%といわれており、10年以上になると5%、10年から20年以上になると20%~30%とかなり確率が上がってしまいます。
もちろんこの数字はあくまで例なので、新築で10年未満であってもシロアリ被害にあうことはあるようです。
家を建てるときはしっかりシロアリ対策をしておくほうがよさそうですね。
しかしこの薬剤、効果があるのは約5年といわれています。
現在は完全なシロアリ対策を行う方法というのはないようですね。
シロアリ被害がなくならない理由
なぜ、薬剤を使用してもシロアリ被害がなくならないのでしょうか?
調べてみると、どうやら地球温暖化の影響があるようです。
というのも、地球温暖化が進むことでシロアリが住みやすい環境が出来上がってきています。
活動期間が延びてしまったり、餌が増えたことが大きな理由です。
雨漏りしやすい家や玄関によく打ち水をするという場合はシロアリ被害にある確率もかなり上がるそうなのですが、そういった環境に加えて地球温暖化の影響で暖かくなってきているためシロアリにとってかなり過ごしやすい環境ということがわかります。
また、海外のアンティーク家具などを購入した場合、家具にシロアリがいて家に被害が及んだというケースも聞いたことがあります。
そのため、いくら家が新築だからといっても油断はできません。
シロアリ被害にあってる?現状を把握する方法
自分の家がシロアリ被害にあっていないのか、現状を把握するためには一体どうすればいいのでしょうか?
調べてみると、2つの方法がありました。
くわしく見ていきましょう。
業者に頼んで調べてもらう
シロアリ駆除業者の方に頼むと、シロアリが家にいるのかどうかチェックしてくれます。
床下など、私たちが見れない部分までしっかり見てくれるので安心できますね。
最近では、「確認だけであれば無料」というサービスを行っている会社が多くあります。
業者に頼んだ場合、そんな流れで作業を行うのか説明します。
- どんな作業を行うのかの説明
- 実際に作業を行い、シロアリの有無を確認
- 清掃と後かたずけ
- 調査報告書を提出
という流れになります。
あくまで一例です。
業者によって有料になる場合は作業内容が変わる可能性があります。
自分でチェックする方法
シロアリ被害にあっていないのかチェックするときは、「アリ道」と呼ばれるシロアリが侵入した形跡を探す方法が一番いいです。
床下のチェックとなるとどうしても素人では難しくなってきます。
なので、シロアリが侵入した形跡を探すのが一番早くシロアリ被害にあっているのか確認できます。
「アリ道」は、玄関や裏口、地面から1mまでの低い位置に土で作られた固いトンネル状の道が作られます。
壊すと中からシロアリが出てくる場合もありますよ。
多くは床下から発見されるのですが、もちろん屋外にあることもあります。
アリ道を発見したらすぐに業者で駆除する手続きをしてもらってくださいね。
まとめ
今回はシロアリ被害にあう確率や、実際にできる現状把握の方法を紹介しました。
シロアリ被害にあう確率が5軒に1軒とはかなりびっくりしましたね。
実際、被害にあってリフォームするとなると数百万円払わなければいけなくなってしまうので、シロアリ対策はしっかり行う必要があります。
やはり、毎年業者にチェックしいてもらい自分の家の現状をしっかり見てもらったほうが安心できますね!
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