ラードは動物性脂肪の代表的な一つの脂です。
なんとなく植物性よりも動物性の脂のほうが健康に悪そうなイメージがありませんか?
実はラードには様々な健康への影響があるんです。
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ラードは健康にどんな影響があるの?
ラードといえば、白くもったりとしていて、見た目ではあまり健康に良さそうなイメージがありませんよね。
しかし、取りすぎなければ体にいいものもたくさん含んでいるのです。
ラードが料理の旨味を引き出すの?
ラードは、ココナツオイルやごま油、サラダ油などの植物油にはない香りがあります。
ラードを使って様々なあっさりした料理を作ることで、この香りが旨味を引き立ててくれるのです。
ラードが腸内環境を整えるの?
また体内に入った脂が、小腸内の滑りをよくすることで、体内にたまった食物繊維を排出するとも言われています。
これは、普段水分や油を取らないような食生活をしている方が、食物繊維を沢山とって便秘を解消しようとしてもうまくいかなかった場合、この腸内の円滑油が足りなかったためにおこったとされています。
ラードに含まれている栄養に「オレイン酸」というものがありますが、それらが腸内の活動を活発にさせることで腸内環境をさらに整える効果もあります。
ラードで不足しがちなビタミンを補いえるの?
ラードはほぼ脂質でできていますが、その中に様々なビタミンが含まれています。
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンE
成長期の子供には、ビタミンAやビタミンEが不足しがちといわれますが、こういった油から少量とるだけでも効果があるといわれています。
ラードには美肌効果があるの?
ラードは動物性の脂なので、エネルギーの吸収率がとてもよく、摂取すると体の中で臓器を動かしたり、骨や血液、ホルモンなどを作り出します。
ラードの構成と皮膚のアミノ酸の構成がそっくりなため、少量肌に塗るとさらに美肌効果が上がるともされています。
ラードは体にどんな悪い影響があるの?
ここまでラードのいい面を列挙しましたが、もちろん、取りすぎるとよくない面もあります。確認してみましょう。
ラードに含まれる飽和脂肪酸を取りすぎると体に良くないの?
ラードは、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸を5:5で含んでいます。
この飽和脂肪酸が増えると血液中の脂質が増え、動脈硬化のリスクが上がるのです。
なので、現在動脈硬化で治療中の方は避けたほうがいいでしょう。
ラードが腸内の滑りをよくしすぎて体に良くないの?
先ほど、ラードのメリット部分で「腸内の円滑油になる」とお伝えしましたが、これがデメリットになることもあります。
また、コレステロールを下げる薬や血圧を下げる薬を飲んでいる方は、薬の吸収を妨げてしまうこともあるので、摂取を控えましょう。
ラードってどうやって使うの?
では、実際にどのようにラードは使われるのでしょうか。
とても簡単なのは、普段サラダ油を使っている料理を、ラードに置き換えるだけというものです。
これだけで、香りや風味が加わり、格段においしく、プロの味に近くできます。
使う量は、バターを使う感覚で、5gあればいいでしょう。
その他、揚げ物の脂に1割足してあげるだけでもおいしく出来上がります。
ひき肉の炒めものに入れて肉汁を増やすこともできますね。
ラードはどうやって保存するの?
一度買ってもなかなか使い切らないですよね。
ではいったいラードはどのように保存しておけばいいのでしょう。
商品に寄りますが、未開封の冷蔵で大体3か月、冷凍で6か月もつといわれています。
開封済みの場合、基本的に20日~1か月ほどで使い切るようにしましょう。
保存は常温で保存しておくよりも冷蔵で保存しておいたほうが安定した状態を保つことができます。
ラードは健康に影響あり?使い方や保存方法など特徴をチェック!まとめ
ラードは動物性の脂というイメージで、あまり体にいい印象がありませんでしたが、調べてみると沢山のメリットがありましたね。
もちろん取りすぎは体に良くありませんが、うまく使えば、より料理をおいしくすることができる、うれしい材料でした。
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