現在、様々なスパイスが販売されており、世界中のスパイスを簡単に楽しめるようになりました。
スパイスの中でも、花椒と山椒というものを知っていますか?
名前がよく似ているため、似たような調味料だと思っている方が多いと思います。
今回は花椒と山椒の違いや使い方・効能などについて調べたのでみていきましょう。
花椒と山椒の違いは?特徴をご紹介!
まずは、花椒と山椒の違いとそれぞれの特徴を紹介します。
花椒の特徴
日本では「かしょう」、中国では「ホアジャオ」と呼ばれているスパイスの一つです。
原材料は「カクホザンショウ」と呼ばれる実で、この実を乾燥させて粉末状にしたものが花椒です。
食べてみると舌がしびれるような強烈な辛さがあります。
香りはとてもさわやかで、山椒よりさらに強烈な辛さとされています。
主に麻婆豆腐や担々麺など、しびれるからさがおいしさを引き立たせる中華料理に使用されることが多いです。
山椒の特徴
山椒(さんしょう)は、日本で古くから使用されていたスパイスの一つです。
原材料は「サンショウ」という木からとられた実で、その実を乾燥させて粉末状にしたものです。
七味唐辛子の材料の一つとしても知られていますよね!
しびれるような辛さの中に、さわやかさを感じられる味がします。
よく、うなぎのかば焼きやステーキなどにも使用されています。
独特の辛さが癖になるのよね。
花椒と山椒の違いは?
花椒と山椒の違いをまとめると
- 原材料が違う
- 辛さの度合いが違う
ということがわかりました。
花椒と山椒を食べ比べてみるとわかりますが、山椒は花椒ほど辛みや鼻を抜けるような香りはありません。
花椒の使い方や効能
花椒の使い方や効能をご紹介します。
花椒は、漢方でもある「椒紅(しょうこう)」や「椒目(しょうもく)」としても使用されています。
- 体を温める
- 殺菌・殺虫効果
- 消炎・鎮痛効果
- ホルモンバランスを整える
- 利尿作用
- 咳止め
辛みを感じるスパイスといえば、体を温めてくれるというのは思いつきますが、ホルモンバランスを整えたり咳を止める効果を実感できるのは意外ですよね。
主な使い方としては中華料理に入れて食べます。
一人、一つまみ程度がちょうどいいとされています。
というのも、かなりの辛みを感じますので初めは少量から食べていくことをおすすめします。
香りとその辛さで、料理の味がわからなくなる可能性もあるので、まずはひとつまみだけ料理にかけてたべてみてくださいね。
特におすすめしたい料理は、「熱くて辛い中華料理」です。
他のスパイスと合わせて使用するのであれば、シナモンやクローブなんかがおすすめですよ。
山椒の使い方や効能
山椒の効能や使い方を紹介します。
- デトックス効果
- 冷え改善
- 胃腸を整える
- 食欲が増す
- 神経痛に効果的
こちらも花椒のように、体を温めて体調を整えてくれる効果があることがわかりますね。
冷えやデトックス効果に期待ができるということで、女性には進んで食べていただきたいスパイスです。
そんな山椒の使い方ですが、大量に食べてしまうと下痢・嘔吐・目の充血などが起こってしまうことがあるので注意が必要です。
あくまでも目安として、ひとつまみ~ふたつまみ程度にしておきましょう。
ウナギやなす、たけのこ、きのこ料理にかけて食べるととてもおいしく食べられます。
さらに、きのこにかけて食べることでデトックス効果やダイエット効果がアップするんです!
ガンや糖尿病予防にも効果があるといわれている組み合わせなのでぜひ食べてみてくださいね。
まとめ
今回は、花椒と山椒の違いについて調べてみました。
名前はかなり似ているのに、味や香り、使い方や効能にかなりの違いがありましたね。
代用できるのかも調べてみましたが、残念ながら代用はできないようです。
味や香りに違いがあるため、花椒がないときに山椒を使用するのはやめたほうがいいですね。
中華料理を食べに行ったときに見かけることがあるスパイスですので、一度食べてみてください。
明日から試してみようかな~
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