炊飯方法のひとつである早炊きが話題です。その早炊き、時間は普通と何分くらい違い、実際何分で炊けるのでしょう?普通とは味も違って、しかもまずいのでは、と思いますよね?しかし、時間も早く味もまずくならない、そんな方法もあります。
そして気になるのはお金。電気代が余計にかかるのは困りますよね?
早速、ご紹介していきます。
そもそも、早炊きって何?
早炊きとは、その名の通り普通の炊飯よりも早く炊ける炊飯方法です。
最近の炊飯器にはだいたいこの機能が付いているようです。
食べるまでの時間に合わせて炊く時間が変えられるなんて、とっても便利な機能ですね。
そして、早炊き機能ではほんのひと工夫加えるだけで、普通に炊くのと変わらないくらいおいしく炊くことができるのです。
しかも、普通に炊くのよりもはるかに早く。
次では、実際どのくらい時間が変わるのかお教えしていきます。
普通炊飯と時間は何分くらい違うの?
早く炊ける、って言っても実際どのくらい違いがあるのでしょう?
ちなみに、普通炊飯の時間は、メーカーや機種にもよりますが電気炊飯器でおよそ60分くらいです。
そして、くだんの早炊き機能では、およそ30分。
なんと、2分の1も時間が短縮できちゃうのです。
……なぜ、そんなに時間が短くできるの?
と、思いますよね?工程から説明します。
これを、炊飯方法別に時間を表にまとめると次のようになります。
炊飯工程/炊飯方法 | 普通 | 早炊き |
吸水(前炊き) | 約25分 | 約5分 |
炊き上げ | 約15分 | 約15分 |
蒸らし | 約20分 | 約5分 |
合計 | 約60分 | 約30分 |
つまり、炊き上げの時間は変わらず、吸水と蒸らしの工程の時間が短くなっているというわけです。
余談ですが、一番早いものだと、たった15分で炊飯できてしまう機種もあるそうですよ。
早炊きでも、味がまずくならない方法って?
早く炊けるのはいいけど、味がまずくなるのでは?
と、考えてしまうのも無理はありません。
半分の時間で炊き上がる、って言ってもおいしく炊けなくては意味がありませんよね?
そこで、早炊きでもおいしく炊ける方法をお教えします。
コツはズバリ、「浸水」と「吸水」の手間を怠らないことです。
まず、お米をといだ後、たっぷりの水に15分ほど浸します。
そしてそのあと、お米をザルに上げ、これまた15分ほどおいて、お米に水をぐんぐんと吸わせます。
最後に、普通炊飯の量の水で早炊きすれば準備完了です。
早炊きでは普通よりも水を若干多めに入れるほうがおいしく炊きあがります。
しかし、「浸水」と「吸水」の工程を経た時は、水が多すぎるとふにゃふにゃの柔らかすぎるお米になってしまうので、注意が必要です。
早炊きだと電気代も違うの?
ここまで早炊きの仕組みや炊き方について説明してきました。
しかし、「短い時間で炊けるなら、電気代もお得なんじゃないかしら」
もしくは、「確かに便利だけど、電気代が普通よりもかかるのでは?」
と、いう疑問が浮かぶのも無理はありません。
残念ながら、普通炊飯に比べると、早炊き炊飯はちょっとお高めになってしまいます。
早炊きだと、常温の水から沸騰するまでの時間が普通よりも短くなります。
それはつまり、内蔵のヒーターを全力で働かせ、エネルギーをよりたくさん使うことになってしまうため、その分電気代が高くなってしまうのです。
けれど、高くなる、と言ってもそんなにたいしたことはありません。
ちょっとだけ割高になるだけですので、ご安心ください。
まとめ
タイマーをセットし忘れてお米が生のまま……。
そんなときでも素早く炊きあがる便利な機能、それが早炊きです。
炊く前に少し工夫をするだけで、半分の時間で普通に炊いたお米と遜色ないくらいに炊き上がるなんて、本当にすごいと思いませんか?
早炊きをうまく活用すれば、毎日の料理がもっと便利で豊かなものになりますね。
コメントを残す