花椒粉(ホァジャオフェン)はスーパーにない?代用で本格麻婆豆腐の作り方は?

麻婆豆腐などの四川料理に欠かせない花椒粉(ホァジャオフェン)。

本格中華の調味料なので、スーパーには売ってない?と思われがちですが、近頃はスーパーでも花椒粉を取り扱っているお店が増えていますよ。

しかし、規模の小さなスーパーでは売っていない場合もあるようです。

 

麻婆豆腐を作りたいときにお近くのスーパーで花椒粉が売っていなかったら、代用できるものはあるのでしょうか?

代用品としてよく比較されるのが山椒ですが、花椒粉との違いはなんなのか?山椒で代用できるのか?気になるところですよね。

自宅で本格的な四川料理にチャレンジしてみようと思うの!麻婆豆腐にはパンチのある刺激の花椒粉が必須なんだけど、近くのスーパーには売ってなかったのよね~。何かほかに代用できるスパイスってあるのかしら?

人気の出てきた花椒粉だけど、売っていないスーパーもまだまだあるみたいね。花椒粉に似たスパイスとして山椒があるけど、これで花椒粉の代用ができるのか?この記事で一緒にみていきましょう♪

 


花椒粉はスーパーに売っていない?

麻婆豆腐などの四川料理のスパイスとして人気の花椒粉。

大型のスーパーで、調味料などの品ぞろえが豊富なスーパーでは取り扱いされています。

オイスターソースやウェイパーなどの中華料理の調味料コーナーに並んでいるでしょう。

 

しかし日常的に使う調味料ではないので、置いていないというスーパーもあります。

置いていない場合は一袋からでも取り寄せてくれることもあるようなので、店員さんに訪ねてみるといいかも。

そのほか、カルディや業務スーパーなど輸入食材を多く取り扱っているお店だとほぼ確実に手に入るでしょうし、ネット通販を利用する方法もあります。

 

そもそも花椒粉ってどんなもの?

花椒粉は、「中国山椒」「チャイニーズペッパー」とも呼ばれます。

日本でよく使用される「山椒」と同じミカン科の植物で、しびれるような刺激とパンチのある辛さが特徴のスパイスです。

 

スーパーで売られている粉状の花椒粉が手軽で使いやすいですが、より本格的なものを求めるならホール(粒)で売られている花椒が良いでしょう。

ホール(粒)のものをミルで挽くことで香りが抜群に引き立ちます。

中国では花椒を挽いたものを塩と混ぜて、唐揚げにつけて食べるのが主流だそうです。美味しそうですよね!

 

日本の山椒と花椒との違いは?

花椒とよく比較されるのが、鰻などの和食にかけて食べられることが多い「山椒」です。

花椒 実(果皮)を乾燥させたもの。
しびれる辛さ。
山椒 実・若葉・木の芽の部分を乾燥させたもの。
ピリッとしたおだやかな辛さ。

花椒は麻婆豆腐や麻婆茄子などの四川料理に合うことが特徴で、比べて山椒はうなぎの蒲焼や焼き鳥などの和食によく合います。

 


花椒粉に代用できるものは?

花椒粉はしびれるようなパンチのある辛さが特徴です。

この辛さを全く同じに再現できる代用品があるかといえば、残念ながら「無い」という結論になります。

 

山椒も花椒粉と同じ辛さを出す調味料ですが、やはり花椒粉と比べると香りも辛さも弱く物足りないでしょう。

もしどうしても山椒を代用として麻婆豆腐などを作りたいというときには、同量のチリペッパーやブラックペッパーを加えて辛さを補強するといいでしょう。

しかしあくまでも代用品、そのものの味になるわけではありませんのでご注意くださいね。

 

本格麻婆豆腐の作り方

お家で作れる本格的な麻婆豆腐の作り方をご紹介します。

花椒粉が無い場合の代用品も書いていますので、参考にしてみてくださいね。

【材料】

  • 絹ごし豆腐  1丁(300グラム)
  • 豚ひき肉   200グラム
  • 長ネギ    1本
  • にんにく・しょうが  各一片
  • ごま油  大匙1
  • 水溶き片栗粉  大匙1
  • 塩  ひとつまみ

 

  • ☆水  100ml
  • ☆豆板醤、しょうゆ、酒  各大匙1
  • ☆砂糖、花椒粉、赤唐辛子、鶏がらスープ素  各小匙1/2

※花椒粉が無い場合はチリペッパーもしくはブラックペッパーで代用しましょう。

※花椒粉がなく、チリペッパーやブラックペッパーもない場合でも、甜麵醬を小さじ½入れると味に深みが出ておすすめです。

 

【作り方】

①絹ごし豆腐は大きめの一口大に切り、ラップをして電子レンジ(600W)で3分加熱して水気を切る。

長ネギ・にんにく・生姜はみじん切りにする。

※豆腐はお好みの大きさに切ってください。食べ応えを出すには大きめがGood!

 

②胡麻油をひいたフライパンで、弱火でにんにく・生姜を香りが出るまで炒めます。

豚肉、塩を加え、肉に火が通ったら長ネギを入れてしんなりするまで炒める。

 

③☆の調味料をすべて合わせ、よく混ぜておきます。

☆を②のフライパンに加え、沸騰したら水溶き片栗粉でとろみを出します。

そこへ豆腐を加えて軽く煮る。(豆腐に味を染ませてたいときは、10分間ほど弱火で煮込んで下さい。 )

 

④器に盛りつけて、仕上げに少量の花椒粉をふりかけて出来上がりです!

余力があるなら、あらかじめ茹でておいたチンゲン菜を皿に広げ、その上に麻婆豆腐を入れると見た目も鮮やかです。

 

まとめ

四川料理にかかせない花椒粉。

少量入れるだけで一気にお店のような本格的な味を自宅でも味わえます。

 

独特でパンチの効いた辛さが特徴なだけに、同じ味を再現できる代用品が見つかりにくいというところが少々残念ですが、ブラックペッパーやチリペッパー、もしくは甜麵醬などをアレンジすることで、それなりの味に仕上がります。

組み合わせ次第で自分好みの味に仕上げられるのも、ひとつの楽しみになりますよ。

 

大型スーパーで手軽に手に入りますし、最近では粉末の花椒粉がついた麻婆豆腐のキットなども販売されています。

スーパーで見つからなかったときは、業務用スーパーや輸入食材を扱うお店で探してみてください。

花椒粉を使って、自宅でも本格的な四川料理の味を再現してみてくださいね!


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