角煮をお家で作ったことはありますか?
家の鍋で作ろうとすると、アク取りして、コトコト煮込んで……と手間と時間がかかりますよね。
家で作る角煮も美味しいけれど、お店で食べる、柔らかくてとろとろした角煮は、なかなか再現できないのではないでしょうか。
そこで、人気のレシピがあるんです!
それは、コーラを使って、しかも圧力鍋や炊飯器で簡単にできるというものです。
なぜ圧力鍋や炊飯器で、コーラを使う角煮の作り方が人気なのか、とろとろになるのはどうしてかを調査してみました。
Contents
基本の角煮の作り方
角煮の作り方をおさらいしてみましょう。
- 肉の塊を鍋に入る大きさにカットして、フライパンで全体に焼き目がつくくらいに焼く。
- ネギの青い部分と生姜を加え、かぶるくらいの水で弱火で下ゆでする。(レシピによって60分程茹でます)
- 肉をゆで汁から取り出し、食べやすい大きさにカットする。
- 鍋に、肉と調味料(酒、砂糖、醤油、生姜)、ゆで汁を入れて落しぶたをし、煮立ったら弱火で30分ほど煮る。(この時ゆで卵などを入れて味を染み込ませます)
- 火を止めて、味を染み込ませる。(20分くらい)
かなり時間がかかり、手間もかかるのがおわかりかと思います。
気合を入れて作らなくては!、と思ってしまいますよね。
そして、時間がかかっているのにもかかわらず、お店で食べるあのとろとろ感がなかなか再現されないのはどうして?と感じてしまうこともあるでしょう。
そこで、肉のとろとろ感を出すのにコーラが使えるのです!
では、どうしてコーラを使うことでとろとろの食感になるかを、ご紹介します。
コーラを使うと簡単に角煮がとろとろになる?!
コーラを使って煮込み料理をする、というのは聞いたことがあるかもしれませんが、それはどうしてなのでしょうか。
コーラを使うといい理由を、次にご紹介します!
コーラが肉を柔らかくする理由
お肉を柔らかくするのには、果物などの酵素が効果的です。
酵素が肉のタンパク質を分解するので、柔らかくなるのです。
キウイやパイナップルの酵素でお肉が柔らかくなる、と言うのを聞いたことがありますよね。
また、コーラには炭酸が含まれています。
この炭酸にも、炭酸水素ナトリウムという物質が含まれていて、肉のタンパク質を溶かし、臭みも取り除く、と言う効果があるんです!
科学的なことを言えば、理科の授業でも習った、PH値というものが関係しています。
PH値が高いとアルカリ性、低いと酸性ということになります。
肉が硬くなってしまう理由の1つとして、このPH値が高くなってしまっていることが挙げられます。
この高くなっているPH値を、酸性の炭酸水で下げることで、肉を柔らかく、とろとろに仕上げることができるのです!
果物を使った方法だと、果物をカットしたり、すりおろしたりする手間がありますが、コーラは加えるだけでとても簡単です。
そして、コーラは季節に関係なく、いつでも手に入れることができて家計に負担がなく、コスパ的にもおすすめです。
効果 | 方法 | |
果物(キウイやパイナップルなど) | 肉のタンパク質を分解する | カットまたはすりおろして肉と15分程なじませる |
コーラ | 肉のタンパク質を溶かす | 肉を焼く前に10分程漬ける |
また、コーラが調味料として使えることも、角煮を作る上で人気な理由なのです。
圧力鍋や炊飯器で時短調理が人気!
ただでさえ仕事に家事や育児、といったものに振り回されているのに、一般的な鍋だと時間がかかってしまうとなると、スーパーのお惣菜コーナーで作られた角煮を手に取ってしまいたくなります。
しかし、おうちで作る角煮は何を使っているのかわかっているので安心ですし、購入するよりも割安で作ることができるので是非とも手作りしたいところです。
そこで、時短調理をかなえてくれるのが、圧力鍋や炊飯器を使った調理方法です。
次に、それぞれの調理方法をご紹介します!
圧力鍋で角煮を作る
圧力鍋の良いところは、圧力がかかるまで加熱して、その後火を止めて放置しておけるという点にあります。
圧力鍋での角煮の作り方は、次のような手順になります。
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- 圧力鍋に入るくらいに肉の塊をカットして、かぶるくらいの水を加えて高圧で15~20分ほど加熱する。
- 蒸気を抜いたら、肉を取り出し、水でアクや脂を洗い流し、食べやすい大きさにカットする。
- 鍋のゆで汁は捨てて、カットした肉と調味料(酒、砂糖、醤油、生姜)、ネギの青い部分を鍋に入れ、高圧で再び15~20分ほど加熱する。
- そのまま自然に冷めるまで放置する。
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圧力鍋を使うことでグッと時間が短縮された
- のがおわかりかと思います。
コンロにつきっきりということがなく、圧力をかけた後は火を止めます。
のんびりと、圧力が抜けるまで待っている間に調理していてくれます。
これなら、他のことにも時間を使えるし、火がついていないので安心できますよね。
何より、ガス代の節約になります。
炊飯器で角煮を作る
圧力鍋の、圧力がかかっている時の音や振動が苦手、なんとなく怖く使えない、という方もいます。
そんな方は、炊飯器で調理するという方法もあるんです!
スイッチ1つで調理できますし、時間になったら音で知らせてくれるので、時間を気にぜずに他のことができます。
炊飯器での角煮の作り方は、次のようになります。
- ブロック肉を食べやすい大きさにカットし、フライパンで全体に焼き目がつくくらいに焼く。
- 炊飯器に、焼いた肉、調味料(酒、砂糖、醤油、生姜)、ネギの青い部分を加えて、通常通りに炊飯ボタンを押す。
どうでしょうか。
炊飯器任せなので、手を加える時間がグッと減ったのがおわかりかと思います。
これなら、忙しい時でも角煮を作ろうかな、と思えます。
コーラを使って調味料を減らす
圧力鍋や炊飯器で時間が短縮されるのをご紹介しましたが、ここにコーラを加えることで、簡単に本格的な味わいのとろとろな柔らかい角煮を作ることができます。
コーラが肉を柔らかくするのは、上記でご紹介しました。
そしてもう1つ、コーラを使うことで、調味料を減らすことができるんです!
コーラには甘みと独特の風味がありますよね。
この味が、角煮を作ることで本格的な風味をつけてくれるんです。
甘みがあるので、砂糖を入れなくても作れます。
そして、もっと極端に言ってしまえば、味付けはコーラと醤油だけ、としてしまうこともできるのです。
あとは圧力鍋か炊飯器に入れるだけ、となると、角煮を作るハードルがますます下がってきたのではないでしょうか。
この調理方法が人気なのが、もうおわかりいただけたのではないでしょうか。
時間も手間もかかる角煮作りが、簡単に本格的で、カレーを作るのと同じような感覚でできるとなると、さっそく作ってみたくなりますね!
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