定番のみそ汁はありますか?
わが家は野菜をカットし、ダシで煮て味噌を入れて完成という手間なしみそ汁が定番です。
しじみ汁とかも砂抜きが簡単にできれば……と思ったことはありませんか?
水を使うの?お湯を使うの?という疑問も今日で解決。
しじみの砂抜きは、お湯を使うと早くできますよ。
一緒に美味しいしじみ汁をレパートリーに加えましょう。
Contents
しじみの砂抜きは必要なの?
しじみは小さな貝ですが、あさりと同様に砂抜きをしないとジャリジャリとした食感が残ってしまいます。
砂抜き不要のものも売られている場合もありますが、気になる場合は1時間ほど砂抜きをしてください。
しじみの砂抜き4ステップ
1.しじみを洗う
しじみの殻は結構汚れているので、殻と殻をこすり合わせるようにしてよく洗ってください。
2.ざるに、しじみがなるべく重ならないように並べる
しじみが吐き出した砂を他のしじみが飲み込まないように並べるのがポイント。
ざるを使うと、再度飲み込むことも避けれます。
ざる付きのバットだと並べやすいし、重なりにくいですよ。
3.しじみが入ったざるを1%の塩水の入ったボウルに入れる
ざるがボウルの底にあたらないようにすることで、吐き出した砂や排泄物の水質の影響を減らすことができます。
また、しじみが酸欠状態になるのを防ぐため、酸素を取り込めるように水面すれすれの高さになるように塩水をいれてください。
4.冷暗所で放置する
貝は薄暗い場所の方が砂を吐き出しやすいとされています。
空気穴を何箇所かあけたアルミホイルや新聞紙などをかぶせて暗くし、涼しい場所に置いておきます。
置いておく目安時間は……
- 夏は3時間
- 冬は5〜6時間
冷蔵庫に入れると冷えすぎてしまい、砂を吐かなくなってしまうので、涼しい場所に置いてくださいね。
そして、砂を吐ききったしじみは弱ってしまうので、そのまま放置することは避けてください。
大切なポイントは3つ
- 1%の塩水を使う
- 塩水をしじみスレスレの高さに入れる
- 砂出し中は冷暗所で置いておく(冷蔵庫はNG!)
しじみの砂抜きは真水ではダメなの?
しじみの種類によって真水を使うか塩水を使うかが異なります。
生息していた環境に近いほうが砂抜きが上手にできるので、淡水育ちのマシジミ、セタシジミは真水を、淡水と海水のまざった汽水域で育ったヤマトシジミは塩水で砂抜きします。
スーパーでよく売られているのはヤマトシジミです。
しじみの保存方法
実は、砂抜きを終えたしじみを冷凍保存することでさらに美味しく食べることができます。
冷凍することでオルニチンなどの旨み成分が生の状態より4倍以上増えると言われています。
砂抜きがおわったら、保存袋に入れ、しっかりと密閉して、冷凍保存をしましょう。
冷凍保存した場合の賞味期限の目安は約3カ月です。
使用するときは、解凍せずそのまま使用してください。
お湯で早ワザ!砂抜き方
水を使えば長時間かかる砂抜きですが、お湯を使えば時短になります。
しじみを洗ったあと、50度のお湯にしじみをつけます。
するとヒートショック状態になったしじみが2〜3mm開きます。
少しかきまぜると2〜3分でお湯が濁るので、一度お湯を捨てます。
しじみが重ならないようにボウルやバットにいれて、たっぷりのお湯を入れて10分待ちます。
最後はしじみを取り出して流水で洗えば砂抜き完了!
なんと15分ほどで出来てしまいます。
ただし、お湯に漬け込んで熱を通したしじみは傷みやすいので、保存には適していません。
特に貝は足がはやいので、冷凍冷蔵はせず、すぐに調理するようにしてください。
塩水、お湯のメリットとデメリット
それぞれのメリットとデメリットをもういちどチェック!
塩水 | お湯 | |
メリット | うま味成分アップ
冷凍冷蔵保存が可能 |
短時間でできる |
デメリット | 長時間かかる | 保存に向かない |
まとめ
置いておく時間は長いですが、洗って漬けておくだけなので、砂抜きはポイントをおさえておけば簡単ですね。
安いシジミを見つけたらたくさん買って、砂抜きまでの下処理をして冷凍しておけば、いつでも手軽にしじみ汁が飲めますよ。
でも、今すぐ飲みたい飲みたい!という時にはお湯が強い味方になってくれます。
みなさんも是非、しじみパワーで疲労回復しましょう!
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