生活習慣病対策で家庭でもよく使われるようになった羅漢果をご存知ですか?
体に入れるものですから、副作用があるのか気になるところですよね。
羅漢果の効能や副作用がもたらす危険性について調べてみました!
羅漢果(ラカンカ)とは?
羅漢果(ラカンカ)とはウリ科の多年生つる草本で、強い甘みを持ち、果実は直径4~6cm位のほぼ球形で濃い緑色をしています。
昼と夜の寒暖の差が大きく、強い紫外線を浴びる厳しい環境の中で育つため、ビタミンやミネラルなど様々な物質をたくわえています。
中国政府が重点保護植物に指定していて、一部の地域でしか取れない希少果実であり、生の果実の国外への持ち出し禁止しているため、日本では『茶色の乾燥果実』か『エキス』しか手に入りません。
砂糖の50倍の甘さ!
一般的に市販されている羅漢果エキスは、砂糖の約50倍の甘さがあります。
砂糖の300倍の甘さと言われるエキスは、『高純度羅漢果エキス』という成分であり、羅漢果1kgからわずか10gしか摂れない貴重な成分で価格設定も高めとなります。
羅漢果エキスとは、羅漢果の果実を煮出して作ったものをいいます。
甘いのにほぼゼロカロリー
羅漢果の成分は吸収されることなく排泄されてしまうので、ほとんどゼロカロリーということになります。
甘いものを控えている方やダイエット中の方などにも安心ですし、血糖値が上がらないことから、生活習慣病の方食事療法に適した天然系の甘味料として有用な食品なのです。
羅漢果の効能は?
羅漢果の一番の効能は、活性化酵素を抑制し抗酸化作用が強いことで、さまざまな生活習慣病の予防につながります。
- 肝機能障害
- 高血圧
- 心筋梗塞
- 糖尿病
- 脳機能障害
他にも、下記の効果も期待されています。
- 腸内に善玉菌が増えることで腸内環境を整え便秘の解消
- 咳止めや喉の炎症を抑える
- 肌のシミやシワなどを軽減する
生活習慣病の予防や体質改善にも効果がある羅漢果に、本当に副作用はあるのでしょうか?
羅漢果の副作用はあるの?
上記で説明したように、成分は吸収されることなく排泄されてしまうので、ほとんど副作用はないということになりますが、可能性はゼロではありません。
抗酸化作用が強く働くことで起こる、身体反応が稀に出ることがあります。
- 一時的に湿疹が出る
- 血圧が上昇する
- 血糖値が上昇する
- 胃もたれや下痢
万が一身体反応が出た場合は、羅漢果の摂取を控える必要があります。
注意点
ゼロカロリーとはいえ羅漢果の甘みを摂取することで、体内にはドーパミンという物質が分泌され、さらに甘いものを欲しくなってしまいます。
その結果、菓子パンやチョコレートなどを過剰に食べてしまい、太ってしまうなんてことも…。
羅漢果がゼロカロリーでも、摂取のし過ぎは糖依存につながってしまいますので注意が必要です。
まとめ
羅漢果は白砂糖の代わりとなる、優秀な天然の甘味料です。
健康効果などを考えてみても、生活に取り入れたくなりますよね!
副作用に関しては出ることは稀なので、あまり気にすることはないですし、なにごとも食べすぎや過剰摂取は体に毒だということです。
羅漢果を正しく食事に取り入れながら、生活習慣病習慣予防と美容にも生かしていきたいものです。
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