洗濯物をそのまま部屋干ししても、乾きにくいですよね。
部屋干しの洗濯物を早く乾かすには、除湿乾燥機やサーキュレーターを使うと便利です。
除湿乾燥機とサーキュレーターでは、部屋干しの洗濯物が乾くまでにどっちが電気代や時間がかかるのか、比べてみました。
またハイブリッド式の除湿乾燥機について説明します。
Contents
部屋干しの洗濯物が乾きにくい理由
洗濯物がなかなか乾かないと家事の負担が増えるだけでなく、生乾きのイヤな臭いが発生したり、カビの原因になったりするので困りますよね。
部屋干しの洗濯物が乾きにくい原因は3つあります。
- 温度
- 湿度
- 空気の流れ
温度が低いと洗濯物が乾きにくくなります。
冬は乾燥しているのにも関わらず洗濯物がなかなか乾かないのも、部屋の温度が低いためです。
湿度が高くて部屋の空気中に含まれる水分量が多いと、洗濯物の水分が蒸発しにくくなります。
そのため雨で湿度が高い日は、なかなか洗濯物が乾きません。
部屋の空気が流れていないと、洗濯物の周りにある水分が飛んでいきません。
廊下など空気が流れやすい場所に洗濯物を干すと、乾きやすくなります。
また洗濯物を干すときは、ぎゅうぎゅうに干さずに一定の間隔をあけて干します。
厚手のものや大きいものを外側に、薄いものやくつしたなどの小物を内側にして干すと、乾きムラが少なくなりますよ。
部屋干しするなら、除湿乾燥機やサーキュレーターを併用すると早く洗濯物が乾きます。
除湿乾燥機は周りの水分を取りのぞいてくれるため、部屋干しでも洗濯物が乾きやすくなるのです。
サーキュレーターは強い風を起こして空気の流れをつくり、洗濯物の周りの水分を吹き飛ばしてくれます。
除湿乾燥機とサーキュレーターを使うと、どっちが電気代と時間がかかるの?
除湿乾燥機には稼働方式によって3種類にわけられ、それぞれ電気代も違います。
それぞれの除湿乾燥機とサーキュレーターを使ったときに、どっちが電気代や時間がかかるのか、比べました。
除湿乾燥機の種類とは?
除湿乾燥機には「コンプレッサー式」「デシカント式」「ハイブリッド式」の3種類があります。
それぞれの特徴をまとめました。
稼働方式 | 特徴 |
コンプレッサー式 | 取り込んだ湿気を冷媒機で冷やして結露させ、除湿させる方式
周りの温度や湿度が高いほど除湿能力が高く、夏に効果を発揮しやすい 低温では結露しにくいので、冬は除湿効率が悪くため向かない 本体は重く、運転音が大きい 消費電力が比較的少ない(1時間あたり5円) |
デシカント式 | 取り込んだ湿気を乾燥剤で乾燥させ、ヒーターの熱で温風を吹き出して除湿させる方式
周りの温度を上げるので冬におすすめ、夏には向かない 軽量でコンパクト 消費電力が大きい(1時間あたり17円) |
ハイブリッド式 | コンプレッサー式とデシカント式の両方の機能をあわせもったタイプ
夏は空気を冷やすコンプレッサー式、冬は温風を出すデシカント式で稼働する 一年中使用できる |
年間を通してつかえるハイブリッド式の除湿乾燥機も、最近は人気が出てきています。
花粉症対策や梅雨の時期など、外で干せない季節は意外と多いものです。
また共働きの場合、夜に洗濯をするご家庭も多いでしょう。
季節を問わずに使えるハイブリッド式の除湿乾燥機は、強い味方になるでしょう。
ハイブリッド式除湿乾燥機はコンプレッサー式、デシカント式両方のいいとこどりの機能なので、非常に高性能です。
周りの気温に合わせて、コンプレッサー式かデシカント式か使い分けてくれます。
デメリットとしては両方の構造を持っている分、本体は大きく重くなっています。
またほかの2種類と比べて、価格も高いものが多いです。
洗濯物が乾くまでにかかる電気代と時間
除湿乾燥機とサーキュレーターを使ったときの、電気代と洗濯物が乾くまでの時間は次のとおりです。
今回は夏の時期の部屋干しを想定し、夏に効果を発揮するコンプレッサー式の除湿乾燥機とサーキュレーターをつかったときについて比較しました。
部屋干しの方法 | 電気代(1時間あたり) | 乾くまでの時間(洗濯物4.5kg) |
部屋干しのみ | ー | 8時間以上 |
除湿乾燥機(コンプレッサー式) | 5円 | 3~4時間 |
サーキュレーター | 0.5円 | 5~6時間 |
除湿乾燥機やサーキュレーターをつかうと、そのまま部屋干しするよりも早く洗濯物が乾きます。
除湿乾燥機は浴室内や洗面所など狭い部屋で使うと、より効率よく除湿できます。
電気代はサーキュレーターのほうが安く、コンプレッサー式の除湿乾燥機のほうが早く洗濯物が乾くことがわかりました。
除湿乾燥機とサーキュレーターを併用すると、さらに短い時間で部屋干しの洗濯物が乾かせますよ。
除湿乾燥機とサーキュレーターを併用すれば、部屋干しの効率はもっと上がる
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