ローレルとローリエの違いについて同じハーブの種類だけれど、この二つは一緒なのか?違うものなのか?悩むことはありませんか?
また、似たようなハーブでベイリーフがあり、ローレルやローリエと間違えてベイリーフを買ってしまうこともあるでしょう。
今回は、同じハーブの仲間でも、ベイリーフとローレルやローリエはどんな違いがあるのか?またそれぞれどんな使い方があっているのかについて調べてみました。
Contents
ローレルとローリエ、ベイリーフは一緒の仲間?
実は最初にお伝えすべきことは、ローレルとローリエの二つに違いはなく同じスパイスハーブなのです。
では、なぜ違う種類のハーブのように売られているのか?この二つの違いと、見た目同じようだけれど実際は別物のベイリーフの違いについて調べてみました。
ローレルとローリエとベイリーフの違い
- ローレルとローリエの違い
- ローレル・ローリエとベイリーフの違い
- ローレル・ローリエとベイリーフの見た目の違い
ローレルとローリエは実は同じハーブ
ローレルとローリエは同じスパイスハーブですが、なぜ一種類のハーブなのに呼び方がちがうのでしょうか。
それは国によっての呼び方と食品メーカーの表記によるものなのです。
ローレルとローリエの主な原産地は地中海東部沿岸や西アジアと言われていますが、産地が各方面に広がるにつれて、ローレルは英語やスペイン語、ローリエはフランス語で呼ばれるようになりました。
また、ローリエやローレルに似ていると言われる月桂樹ですが、実はこれも、ローレルやローリエの和名なだけで、実は同じ種類なのです。
またハウス食品はローリエ、SB食品はローレルと表記して販売しており、これらも名前がちがうだけでどちらも同じ商品なのです。
実は異なるローレル・ローリエとベイリーフ
ローレルとローリエは同じものですが、ベイリーフは見た目こそ似ていますが異なるハーブです。
ローレルとローリエはミント系のスーッと清涼感があるハーブ特有の薬にも似たような香りが特徴的です。
ベイリーフは逆にすっきりとした軽い香りでハーブ特有の鼻に抜ける感じはありますが、ローレル・ローリエほど強い香りはありません。
詳しいことは不明ですが、同じ月桂樹なのですが、月桂樹にも種類があり、その種類の異なる月桂樹からとれた葉っぱの違いとも言われています。
ローレル・ローリエとベイリーフの見分け方
ハーブとして乾燥して売られていることが多いローレル・ローリエとベイリーフですが、見た目は似ていますが、見分け方としては葉脈を見ることです。
ローレル・ローリエは1本の葉脈が真ん中にありその横左右に枝分かれ状に葉脈があります。
それに対してベイリーフは縦に伸びるようにいくつかの葉脈が走っているのが特徴です。
ローレルとローリエ、ベイリーフの使い方
ローレル・ローリエとベイリーフは似ているけれど、香りに違いがあるこの2種類のハーブは、それぞれどんな使い方をするとよいのかを調べてみました。
ローレルとローリエ、ベイリーフのそれぞれの使い方
- ローレルとローリエの使い方
- ベイリーフの使い方
ローレル・ローリエの使い方
ローレル・ローリエはカレーやロールキャベツなどの煮込み料理によく使われます。
強い香りのローレル・ローリエで煮込むことで、肉や魚の臭い消しとなり味に香りがなじむことで料理がおいしくなるからです。
また、ローレル・ローリエは古くヨーロッパでは防腐剤の代わりにもなると言われ、ニシンなどの魚介の酢漬けなど作る際に使用されてきました。
家庭で野菜の酢漬けであるピクルスを作る際は1枚いれると香りも良く防腐剤としても役立ちますのでおすすめです。
ベイリーフの使い方
ベイリーフはインド料理を作る際、スパイスの香りを油にうつすテンパリングという技法に使われたり、肉や魚を炒める際の臭い消しに使われることが多いハーブです。
カレーなどと相性も悪くはないですが、ローレル・ローリエのように長時間煮込みすぎると、にがみがでることがあるので気を付けましょう。
カレーを作る際ベイリーフを使用する場合は、最初の具材を炒めるときに一緒に入れて炒めてある程度香りがでたら取り出す方法がよいでしょう。
ローレルとローリエ、ベイリーフの効能
ローレル・ローリエ、ベイリーフなどは薬草、香草と呼ばれるハーブなので、その香りや成分は精神を落ち着かせ体にも良いとされています。
そこで、それぞれどんな効能を持つハーブなのかを調べてみました。
ローレル・ローリエの効能
ハーブはアロマオイルとしても使われ、ローレル・ローリエもその香りはローズマリーにも似ており、頭をスッキリさせ集中力アップにつながると言われています。
ローレル・ローリエのアロマオイルは全身に使えるので、髪の毛をしっとりさせフケ防止や頭皮の強化、肌の乾燥を防いで、肌荒れや爪割れにも効果があるとされています。
料理に使うことでは、免疫力を高めるうえに鎮痛作用や消化促進作用など様々な効能をもっています。
ベイリーフの効能
ベイリーフは天然の虫よけ剤として古くから使われてきました。
ベイリーフの香りは蚊を撃退する効果があるので、化学薬品を多く含む市販の虫よけ剤よりおすすめです。
またベイリーフを調理に使うことで、胃腸の整腸作用や免疫力を高め、新陳代謝を活性化させる効果もあると言われています。
まとめ
ローレルとローリエは呼び方が違うだけで実は同じものであり、ベイリーフは違うものであるということがわかりました。
それでも、一緒のハーブの仲間であることはかわりなく、どちらも健康に良いので、これからもそれぞれの特徴を理解して、うまく生活に取り入れていきたいですね。
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