トカゲやイモリ、ヤモリって見た目がそっくりでどこがどう違うかわかりづらいですよね。
子供に聞かれたときなど、とっさに答えるのは難しいですよね。
どこを見たらトカゲ・イモリ・ヤモリの違いがわかるのか、出る家は縁起がいいのか、駆除してよいのかを確認していきましょう。
気になってよく見てみるんだけど、これ!っていう違いってなんだっけ。
縁起がいいみたいな話は聞いたことあるような。よく覚えてない~
私も!よく覚えてない。
ここで、トカゲ・イモリ・ヤモリの違いと、縁起が良くて駆除してもいいのかどうか確認していきましょう。
Contents
トカゲ・イモリ・ヤモリの違いってなに?
では、それぞれの違いを見ていきましょう。
トカゲってどんな特徴があるの?
トカゲは陸上に住む「爬虫類」の仲間で、ほかにカメやワニなどがいます。
日中、草原や日当たりのいいところに生息していることが多く、見た目は褐色で、皮膚がうろこで覆われて光沢があり、見た目が小さな竜のようだと言われています。
以下が特徴です。
- 指は同じ5本指
- 爪がある
- 顔つきも、目がきりっとしていて、まぶたがあり蛇に近い顔をしている
- 卵に殻がある
目が3つもある種類もいるそうですよ。
とくに大きな特徴としては、敵に襲われたときに、そっぽを自切して逃げることがあります。
切れたしっぽは、しばらく動き回り、敵の注意を引いている間に本体が逃げるそうです。
その後、本体のしっぽは骨以外再生されます。
イモリってどんな特徴があるの?
では、イモリの特徴を見ていきましょう。
イモリはトカゲと違い「両生類」になり、カエルと同じ種類の生き物です。
普段は夜、井戸や田んぼなど水辺に生息しており、体の表面はヌメヌメと粘膜で覆われているそうで、このヌメヌメがなくなり、皮膚が乾燥すると死んでしまいます
以下が特徴です
- うろこや爪はない
- 指も4本指で小さな吸盤がついている
- 卵に殻がない
- まぶたがある
名前の由来ですが、水辺の害虫を駆除してくれるため井戸を守る→井守→イモリと呼ばれるようになりました。
また、イモリの種類は日本に3種類いるといわれており、そのうちのほとんどが「アカハライモリ」と言われています。
なので、アカハライモリを「ニホンイモリ」と呼ぶこともあるそうです。
この赤いお腹には意味があり、敵への警戒色となっています。
これは、イモリが持っている「テトロドトキシン」という毒が皮膚から分泌されているためで、これはフグの持っている毒と同じと言われています。
また、トカゲと同じようにしっぽを自切ことはしませんが、切れたしっぽを骨まで再生させることができます。
動きもゆっくりしているといわれています。
ヤモリってどんな特徴があるの?
最後にヤモリの特徴を見ていきましょう。
ヤモリは、トカゲと同じ「爬虫類」になります。
夜、民家やその周辺に生息しており、薄いベージュっぽい色をしてて、皮膚がうろこで覆われてごつごつしています。
以下が特徴です。
- 爪がある
- 指も5本ある
- 卵にも殻がある
- まぶたがない
まぶたがありませんので、清潔を保つために定期的に下で舐めています。
また、壁などにへばりつくことができることです。
この毛は顕微鏡で見ることができないくらい細かく、この性質を活かして文房具も製品として発売されているそうです。
そして、しっぽはトカゲと同じく自切ことができ、骨以外は再生できるそうです。
ではここで、ぱっとわかる違いを表にしておきましょう。
特徴 | トカゲ | イモリ | ヤモリ |
住む場所 | 陸上 | 水上 | 陸上 |
うろこ | ある | なし | ある |
まぶた | ある | ある | なし |
しっぽ | 自切する | 自切しない | 自切する |
活動時間帯 | 昼 | 夜 | 夜 |
どうしてヤモリは家にいると縁起がいいといわれるの?
では、なぜヤモリは家の中で見かけると縁起がいいといわれるのでしょうか。
それはヤモリが肉食性で、家の中にいるクモやその他の害虫を駆除してくれるためです。
部屋を守る→屋守る→ヤモリとよばれるようになりました。
トカゲ・イモリ・ヤモリの違い!出る家は縁起が良いから駆除はダメ?まとめ
細かい違いが沢山でてきましたね。
よく見ると、トカゲ・イモリ・ヤモリは全く違う生き物でした。
夜行性であったり、うろこがあったりで見た目からも違いがわかりますね。
また、ヤモリは特に害のある動物ではありませんので、決して手荒なことはせず、なるべくそっとしておいてあげましょう。
それぞれの特徴を知ることで対処できるので安心ですね。
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