チャタテムシとは？本棚や米びつの中にいるときの駆除方法

チャタテムシは、本棚や米びつに好んで棲みつきます。

もし見つけたときどのように駆除したらいいのでしょうか。

今回は、チャタテムシがなぜ本棚や米びつに現れるのか、駆除方法はどんなものがあるのか調べていきたいと思います。

チャタテムシとは

チャタテムシとはチャタテムシ目に属する昆虫で、2000種以上の種類があるそうです。

屋内で見られるものは、羽がなく1～2mm程度の大きさで、野外には羽があるチャタテムシも生息しています。

名前の由来は、羽音がお茶をたてるような音に似ていることから「チャタテムシ」呼ばれるようになり、多湿を好むことから別名「湿気虫」とも呼ばれています。

ダニと間違われることがありますが、ダニは肉眼で確認できませんので、室内で見かけた場合はチャタテムシの可能性が高いです。

チャタテムシの発生時期・好む場所

チャタテムシは夏～秋にかけて発生しやすく、大量発生するケースもあります。

カビが生えやすい多湿を好み、逆に涼しい環境は苦手なため、ジメジメした梅雨の時期は注意が必要です。

大好物はカビで、お米やチーズなどの貯蔵食品などを食べてしまう害虫として有名ですが、古い新聞紙や書籍も好んで食べます。

アレルギーに要注意

チャタテムシが直接人間に被害を与えることはないですが、アレルギー発症の要因となることがあります。

• カビを食べたチャタテムシが米びつなどを経由して体内に入った場合、カビに対するアレルギーが出るケース。
• チャタテムシを食べるダニが集まり、ダニに対するアレルギーが出るケース。

アレルギー対策にもチャタテムシは駆除する必要があります。

チャタテムシの簡単な駆除方法は？

チャタテムシの駆除方法をご紹介します。

アルコールスプレー

チャタテムシは、殺虫剤を使わなくても簡単に駆除することができますので、「除菌」「消毒」などの表記があるアルコールスプレーをおすすめします。

メリットとしては米びつなどの食品に対しても使えて、口に入っても害はありません。

極力キッチン周りでは殺虫剤を使いたくないし、アルコールスプレーで済むなら安心ね！

ペットや赤ちゃんがいるご家庭でも気軽に駆除ができます。

殺虫スプレー

食品以外であれば殺虫スプレーもチャタテムシの駆除に使えます。

ピンポイントで使用する場合は、細いノズルを使用するなどの応用ができます。

メリットとしては、チャタテムシを寄せ付けない効果があるので、駆除後の予防にもなります。

燻煙剤

燻煙剤（くんえんざい）は室内でもくもくと煙を出すタイプの殺虫剤で、室内の広い範囲まで効果を出せるのはこのタイプです。

メリットは、スプレーのようにチャタテムシを吹き飛ばしてしまう心配がないのと、部屋に居なくても9～12畳にわたり駆除が可能です。

コロコロ粘着テープ

コロコロ粘着テープは定番のお掃除グッズですが、主にスプレーや燻煙剤でチャタテムシを駆除したあとの処理に使えます。

掃除機などで吸い取った場合に、卵が混じってしまうと、掃除機内で孵化してしまう可能性があるためおすすめはできません。

チャタテムシの予防方法

カビの除去

チャタテムシはカビが大好物なので、徹底的に除去しましょう。

カビをしっかりとふき取り、予防として殺虫剤などを塗っておくと予防になり、チャタテムシが寄り付かない効果があります。

キッチン周りは定期的にアルコールスプレーで拭きましょう。

本棚の換気と段ボールの除去

しまいっぱなしになりがちな本ですが、定期的に日光や風に当てるなどしてカビや湿気から守りましょう。

不要な段ボールは押し入れや庭先などに放置せず、早めに撤去しましょう。

湿気対策

チャタテムシは湿気の多い場所が好きなので、チャタテムシ予防には湿気を下げることを意識しましょう。

• 換気で風通しを良くする
• エアコンの除湿機能を利用する
• 除湿器を設置する

まとめ

チャタテムシはジメジメした環境が大好きなことがわかりました。

とても弱い害虫なので、女性でも簡単に駆除できそうですね！

とはいえアレルギー喘息などの健康被害をもたらす危険性がありますので、被害にあわないためにも、日ごろの予防対策をしっかり行っていきたいですね。