テンセルの洗濯方法!シワになりやすい?季節もチェック!

スカートやブラウスなどでよく見かけるようになったテンセルですが、洗濯方法がいまいちわからなくて困っています。

家で洗濯機にかけても大丈夫?

今回は家でも出来るテンセルの生地の洋服の洗濯方法を紹介します。

 


テンセルとは?

テンセルと聞いてどれくらいの人がピンとくるのでしょうか?

正直、私はテンセルと言われてもなんだかよくわかりませんでした。

テンセルはユーカリを特殊な溶剤で溶かして作られる再生繊維のことです。

ナイロンやポリエステルのように石油を原料にいなくて、溶剤を回収して再利用しています。

そのため、廃液が環境には影響がでないので「世界一やさしい繊維」とされています。

洋服によってはリヨセルと表記されているものがありますが、この2つは同じものを表しています。

もともとオーストリアでつくられたものを「リヨセル」、英国でつくられたものを「テンセル」と言いましたが、現在はこの2つは経営統合をしたので、ブランド名として「テンセル」、総称を「リヨセル」としています。

ですから、ツナと呼ぶかシーチキンと呼ぶかみたいなもんですね。

 

テンセルの洋服のメリット、デメリットは?

メリット

  • 柔らかな風合いで光沢感がある
  • 吸湿時でも強度が低下しない
  • 速乾性がある

デメリット

  • 水洗いをすると縮むことがある
  • 摩擦に弱く、毛羽立つや白化しやすい
  • 濡れると風合い、肌触りが固くなることもある

テンセルの洗濯方法は?ゴシゴシこすってはダメ

テンセルの洗濯方法は主に2つあります。

手洗い、もしくは洗濯機で洗います。

きちんとその洋服の洗濯表示を見て、どちらかの洗濯方法を選んでください。

必要なものは、中性洗剤と洗濯ネット!

中性洗剤はナノックスがありますが、エマールやアクロンなどのおしゃれ着洗剤を使用するとより傷みを軽減できます。

洗濯機を使用する場合

洗濯機を使用してテンセルを選択する手順と注意点を説明します!

洗濯ネットに入れる

洋服を裏返して洗濯機ネットに入れて洗濯機に入れます。

洗剤をセットする

中性洗剤、もしくはおしゃれ着洗剤、柔軟剤をセットします。

洗濯開始

洗濯機のドライコース、手洗いコースなどの弱い水流でていねいに洗い上げるモードで洗濯します。

脱水時間は設定できるようであれば20秒から30秒にしましょう。

もし、設定できないのであれば脱水中に一時停止をして取り出してください。

手洗いの場合

手洗いの場合の手順を確認しますね!

洗浄液を作る

洗面器や洗面所のシンクなどでOK。

水を張り、その中に中性洗剤を溶かしましょう。

押し洗いをする

洋服を裏返して洗浄液にいれ、20回程度押したり浮かせたりします。

このときにこすってはいけません。

きれいにすすぐ

新たに洗面器等にきれいなみずを張り、押し洗いの要領で洗剤をきれいにすすぎましょう。

柔軟剤をつける

きれいな水に柔軟剤を入れ、服をたたんだ状態で少しつける。

脱水をする

洗濯ネットにいれて、20秒から30秒ほど脱水すればおわりです。

どちらでも、洗濯ネットと中性洗剤を使うのできちんと準備しておきましょう。

テンセルは必ず30度以下の水で洗濯、もしくは手洗いをして下さい。

また、テンセルは摩擦を嫌うため、ゴシゴシと洗いはやめてください。

初めて洗う場合はもしかしたら色落ちなどすることもあります。

ですから、ほかの洋服とは分けて洗いましょう。


乾燥機はNG?テンセル生地の洋服の干し方

テンセルは高温によって縮んでしまう生地です。

注意
そのため、乾燥機にかけることは絶対にしないでください。

基本的には自然乾燥で乾かします。

天気がいい日などは外に干しても大丈夫ですが、日陰に平干しにしてほします。

テンセルは他の素材とは違い、速乾性もあるので風通しいい天気のいい日は乾くまでにそんなに時間はかかりません。

テンセルの洋服はシワになる?また着るのにいい時期はいつ?

テンセルの洋服は摩擦には弱いというでデメリットがありますが、基本的に生地は丈夫です。

そのため、めったにシワにはなることはないですね。

ですが、もしシワができてしまった場合アイロンでしわをとることができますが、きちんとあて布を使用してアイロンをかけましょう。

また、テンセルを多く含む生地は吸湿性に富んでいて速乾性もあるので主に春、夏用の洋服に多く用いられています。

まとめ

テンセルは比較的新しい素材であるためにまだ、その名前すら知らない方も多くいらっしゃると思います。

ですが、ポリエステルやナイロンとは違い原材料が石油ではなくて木材パルプであり、そして自然に戻すことが出来るエコな新素材です。

今回はそのテンセルのメリット、デメリットも含め洗濯方法をまとめました。

今まで、心配だからクリーニング店にだしていたなんてかたもいるかもしれませんが、おうちでも簡単に洗濯できますね。

クリーニング代に払っていたお金を別のことに活用できるかも?

テンセル素材のお洋服があったら是非家でも洗濯してみてください。


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