毎年、夏休みになると子どもと一緒に悩む自由研究の宿題。
特に小学生は集中力も続かないので、小学生でも簡単に1日でできる工作や理科の実験はないかと頭を悩ませますよね。
そこで、自由研究が1日で終わるポイントやまとめ方などを調べてみました。
またいくつか簡単にできる工作や理科の実験についてご紹介したいと思います。
Contents
自由研究を1日で終わらせるには?
夏休みの自由研究って最後に残ってしまうこともあり、できれば1日で終わらせたいと思いますよね。
そこで、1日で終わらせるポイントについて調べました。
テーマは何を選ぼう?
自由研究のテーマは、子どもが自主的にやりたいことを見つけるのが一番良いですが、低学年のうちは特に保護者が全面的にサポートする必要がありますよね。
まずは子どもが得意な教科や好きな教科から選んだり、何か身のまわりで不思議に思ったことや気になることを子どもとの会話の中から見つけられると、子どもも取り組みやすいですよね。
興味のあることや楽しくできることなら子どもも集中して取り組むことができます。
またこの時に、必要な材料が簡単にそろうテーマにするのも大切なポイントです!
自宅にあるものだけでできるとか、近くのスーパーや100均で購入できるとか、とにかく材料が簡単にそろわないと1日で終わらせることが難しくなりますので、気を付けたいですね。
また、失敗はつきものですので、材料は多めに準備しておきましょう!
どのくらいでできるか目安を考えよう!
自由研究を1日で終わらせるには、何にどのくらい時間がかかるのか考えておいた方が良いですよ。
材料の準備、実際の実験や観察の時間、まとめの作成、後片付けなど、それぞれの時間を考えて進めないと1日で終わらせるのが難しくなります。
子どもの作業ですから、各工程とも多めに時間配分することも忘れずに!
まとめる内容を考えておこう!
何をどのように記入するのか考えておけば、必要な写真等も忘れずに撮影できますよね。
まとめは提出するものなので、発表や掲示するのであれば模造紙にするとか、先生に提出するだけならレポート用紙にするとか、提出方法によって決めると良いですね。
材料の準備の際に必要な道具も準備しておきましょう。
また、テーマを選んだ動機や狙い、結果や考察などの構成も事前に考えておくとスムーズに進められます。
動機や予想などは前もってメモしておくと良いですよ。
自由研究のまとめ方は?
実験や観察がスムーズに終わっても、まとめの作成に手間取るという子どもは多いですよね。
そこで、まとめ方のポイントについて調べました。
テーマを決めた動機やきっかけを書こう!
どうしてそのテーマにしたのか、『興味があった』や『不思議に思った』でも良いですので、自分が何を調べたいと思ったのかをまとめます。
工作なら、『本で見て』とか作ってみたいと思ったきっかけをまとめると良いと思います。
仮説をたてよう!
実験や観察などの場合は、本などを参考にして予測し、結果がどうなるのかという仮説を立てましょう。
仮説を最初に立てておくことで結果との比較が容易になりますよ。
内容や方法についてまとめよう!
どんな研究をしたのか、その内容や実験の手順など、工作なら作り方の手順などを、使用した材料や道具なども含めて記入します。
絵や図、写真などを使って、その様子や前後での違いがわかるようにまとめると見やすくなりますよね。
結果がどうなったかまとめよう!
実験や観察の結果どうなったのか、図やグラフ、表などを使ってまとめるとわかりやすくなりますし、先に立てておいた仮説と比較すると良いですよね。
もし実験が失敗してしまったら、失敗した結果をそのまま記入します。
分かったことや感想を書こう!
実験や観察の結果、わかったことを書きましょう。
仮説と結果が同じだったか違っていたか、どうして違うのかなど調べてわかったことを書きます。
また良かったことや楽しかったこと、反省点やこうすれば良かった点など、その時に感じたことも書きます。
疑問に思うことが出てきたらそれも書いておくと良いですよ。
1日でできる工作や理科の実験は?
小学生が1日でできる工作や理科の実験をいくつかご紹介します。
保護者の方がサポートすることが前提です。
火を使う場合など、必ず保護者の方が側についていて、子どもだけで実験等を行わないでください。
カッテージチーズを作ろう!
牛乳を温めてレモン汁や酢を加えると、カッテージチーズが作れますが、牛乳やレモン汁などの量や温める時間を変えたときのできあがりの違いを調べます。
準備するもの
- 牛乳
- レモン汁
- 酢
- 布きん
調べ方
- 牛乳を、飲むのにちょうど良いくらいに温めます(電子レンジだと時間も変えやすいです)。
- レモン汁や酢を加えてまぜ、しばらく置いておきます。
- 固まりをこして、カッテージチーズを取り出します。
- 牛乳やレモン汁などの量、温める時間などを変えて、できあがりを比べます。
- レモン汁や酢のほかにも固まる果物の汁があるのかなど調べても良いですね。
醤油から塩を取り出そう!
醤油を放置しておくと、乾いて塩の粒ができますが、醤油の中にはどれくらいの塩が入っているのか調べます。
準備するもの
- 醤油 20ml
- 水 30ml
- 黒い布(フェルトなど)
- 鉄製のなべ
- 片手なべ
- 木べら
- コーヒーフィルター
- コップ
- はかり(0.1 gまで測れるもの)
- 保護めがね(あれば)
調べ方
- 醤油20mlを鉄製のなべに入れて加熱します。(煙が出るので換気に注意)
- 炭になって煙がでなくなるまで焼きます。(バーナーで上からも焼くと良いが必ず大人が行います)
- しばらく置いて冷まし、水を30mlくらい加えます。
- こげをこそげ落としてまぜ、こげと水をよくなじませます。
- コップにコーヒーフィルターをセットして、できた黒い水をフィルターでこします。
- ろ過した水を別のなべに入れて、中火で水分を蒸発させます。
- 水分が完全になくなる前に火を止め、余熱で乾燥させます。(中身が跳ねるので顔を近づけない、やけどに注意します。あれば保護めがねをします)
- なべに白っぽい粒状のものが残るので取り出し、粒の色や量などを調べます。
- 醤油の種類(濃い口、薄口、減塩など)を変えて、粒の色や量を比較すると良いですね。
塩の結晶を作ろう!
塩の結晶は手軽にできる工作の1つですね。
準備するもの
- 塩 400g
- 水 1リットル
- モール
- 細い糸
- 鍋
- ダンボール
- 新聞紙
- 2リットルのペットボトル(半分に切った底の方)
- 割箸
- キッチンペーパー
作り方
- モールを好きな形に変形させて、端に細い糸をつけ、糸の反対側を割箸などにくくりつけます。
- ダンボール箱に新聞紙を敷き、保温性の高い箱を作ります。
- 鍋に1リットルの水と塩400gを入れて火にかけ、沸騰させながらよく混ぜると、表面に塩の結晶が出てきます。(結晶が出てこないときは、塩を追加してください)
- あらかじめ上部を切っておいたペットボトルに3を注ぎ、2の箱に入れます。(やけどに注意)
- 1のモールを食塩水が入ったペットボトルの中に入れ、箱のフタを閉めて6〜7時間ほど置きます。
- 5を食塩水から取り出し、キッチンペーパーで水分を拭き取り、乾かせば完成です。
- 繰り返すと結晶を大きくすることができるので時間があれば挑戦しても楽しいですね。
野菜スタンプアート
野菜の切れ端でスタンプを作り、野菜スタンプでアート作品を作ります。
準備するもの
- 野菜の切れ端
- スタンプ台
- 色えんぴつ
- フェルトペン
- 画用紙
- 布
作り方
- 野菜の切れ端を準備します。(いろいろな野菜を使うと楽しいですよ)
- 野菜の切れ端にインクを付け、一度紙に押してみましょう。
- 野菜スタンプの形がわかったら、どんな作品を作りたいか紙に書いてみます。
- 作りたいものが決まったら、画用紙や布にスタンプを押して、作品を完成させましょう!
- 大きな紙にぺたぺたスタンプを押すだけでもすてきな作品になりそうですよね。
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