きのこは栄養や食物繊維が豊富で、安価で手に入れやすく、また鍋や炒め物など様々な料理に取り入れやすいことで、昔から人気の食材です。
ですが、きのこを大量に買っても、すぐに使わないと鮮度が落ちて、おいしく食べられなくて無駄にしてしまい保存方法に悩んでしまうことはありませんか?
今回は、栄養豊富で万能食材のきのこの冷凍保存による上手な使い方とおすすめの調理法を紹介いたします。
Contents
きのこの種類による上手な冷凍保存の方法
きのこにはしいたけやしめじ、エノキやマッシュルームなどたくさんの種類があり、そのどれにもたくさんの食物繊維やビタミンやカリウムといったたくさんの栄養素が含まれています。
そこで、種類ごとに上手な冷凍保存の方法を紹介いたします。
きのこの栄養が上がる冷凍方法
- しいたけの冷凍保存方法
- えのきの冷凍保存方法
- まいたけの冷凍保存方法
身近なきのこしいたけの冷凍保存
きのこを冷凍保存する際、最初に注意すべきことは絶対水洗いしないことです。
水洗いしてしまうと、栄養価が下がってしまうので、汚れが気になる際はキッチンペーパーでふき取るようにします。
そして、しいたけの軸をとったら、かさ丸ごとをジップロックなどに入れて冷凍庫へ入れましょう。
冷凍保存したしいたけは1ヶ月くらいを目安に使い切るようにします。
また、調理の際は解凍せずにそのまま鍋に入れたり炒め物にするなどして使います。
石づき(根元)も使える!えのきの冷凍保存
えのきは石づき(根元部分)を切り落としたら、手でほぐしてバラバラにします。
そしてジップロックなどに平らになるように入れて、こちらも1ヶ月を目安に使い切りましょう。
えのきは、石づきの菌床がついた茶色の部分を切り落として、根元をバターソテーなどにして調理もできます。
根元にも、栄養やうまみがたくさん含まれており、見た目も食感もホタテのバター焼きのようにおいしく食べられるのでおすすめです。
冷凍することで保存期間10倍のびるまいたけ
まいたけは基本全部食べることができるので、根元からバラバラに手てほぐして冷凍保存することができますが、中には根元がかたいものがあります。
根元がかたいものをそのままにして調理してしまうと、食感も悪く味も落ちてしまうので、触ってみてかたく感じるものは切り落としてから保存するようにしましょう。
まいたけは冷蔵保存だと、長くても3~4日で食べきらないとすぐに傷んでしまいますが、冷凍保存だと栄養や風味を損なうことなく1ヶ月は保存可能です。
冷凍きのこのおいしく栄養もとれる調理法
冷凍きのこは通常のきのこ同様、鍋やパスタなど料理によっていろんな使い方ができます。
そこで、おすすめの調理方法を紹介いたします。
冷凍保存きのこのおすすめレシピ
- 冷凍えのきでかさましミートソース
- 冷凍きのこの炊き込みご飯
- 冷凍きのこで常備菜
冷凍えのきでヘルシーミートソース
ほぐして冷凍したえのきは、解凍せずに包丁で細かく刻むことで、火を通した時お肉のような食感が楽しめます。
おすすめがミートソースでひき肉の量を少なめにして、冷凍えのきを加えることで、栄養価が高くヘルシーなミートソースになるので、ダイエット中でもおいしいミートソースが食べたいときおすすめです。
うま味のつまった冷凍きのこの炊き込みご飯
きのこは冷凍状態のままで、お酒と醤油みりんなどを加えて、お米と軽く混ぜあわせて炊き込みます。
お好みでにんじんや細かく切った油揚げなどを加えて炊いてもおいしいです。
冷凍しいたけを使う際は、味ムラがでないようにするため、凍った状態でしいたけだけ食べやすい大きさに切っておくとよいでしょう。
いろんな使い方ができる冷凍きのこの常備菜
冷凍状態のきのこを耐熱性の容器に入れて、お酒を大匙1杯と塩を小さじ1杯ふりかけます。
600wのレンジで2分チンしたら、軽く混ぜて、再度レンジで2分~3分ほどチンして、全体的にきのこのかさが減ったら、常備菜の完成です。
きのこパスタやきのこソースなど、いろんな使い方ができるので便利で、冷蔵庫で保存可能ですが、3~4日を目安に食べきるようにしましょう。
冷凍きのこのメリットと注意点
きのこは冷凍することで栄養的にどんなメリットがあるのでしょうか?また、冷凍きのこを調理する際は解凍してから使うべきかどうかもあわせて調べてみました。
きのこは冷凍することで保存期間も栄養価もアップ
きのこは通常、買ったその日に使い切ることが理想的ですが、できればたくさん買っておいても、いつでも使えるほうが万能食材といえます。
きのこには豊富な食物繊維が含まれているのでヘルシーな食材であるとともに、酵素や水溶性ビタミン、ミネラル、たんぱく質といった栄養素もたくさん含まれています。
そして、それらの栄養素は冷凍保存することでアップするのです。
生活習慣病の予防や疲労回復など、ダイエット以外でも健康に良い効果が期待されます。
冷凍きのこは解凍せずに使うことが重要
冷凍することで栄養価がアップしたきのこですが、調理する際は解凍せずに、冷凍庫から出したらそのまま料理するという使い方が大事なポイントとなります。
きのこの栄養分はもともと水に弱いので、冷凍していないきのこを使う際も、水洗いせずに使ったほうがせっかくの栄養分を壊して無駄にすることがありません。
冷凍きのこも解凍してしまうと、きのこの中に閉じ込められていた水分と栄養分が一緒に流れ出てしまうので、使う時は冷凍の状態で使うようにしましょう。
まとめ
きのこは栄養豊富なうえに、鍋にシチューにカレーなど普段の料理にいろんな使い方があって重宝される食材です。
ただ、保存がきかないことが難点でしたが、今回冷凍保存できて、解凍不要で手軽に使えることがわかりました。
安くておいしくて栄養たっぷりのきのこは、今後もますます人気食材として需要が伸びることでしょう。
コメントを残す