わたしたちが普段食べているふつうのお米をうるち米といい、赤飯やお餅に使うお米をもち米といいます。
食感や用途が違うことは明確ですが、うるち米ともち米の栄養面や水分量、カロリーがどれほど違うのか知っている人は少ないです。
もし、もち米の方が栄養価が高かったり、カロリーが少なければ日常的に積極的に食べたいと思いますよね。
そこで今日はうるち米ともち米の栄養や水分量、カロリーがどれくらい違うのか調査していきます!
Contents
うるち米ともち米の栄養を比較!
うるち米ともち米は、見た目は一見同じようなお米に見えますが、よく観察してみると微妙に違うことに気が付きます。
うるち米は半透明で透き通った色をしていますが、もち米は乳白色で白く不透明です。
見た目にも微妙な差があるうるち米ともち米ですが、栄養素にどんな違いがあるのかを詳しくみていきましょう。
うるち米ともち米の栄養の違いは?
うるち米ともち米の成分で大きく違うのはデンプンの量です。
お米に含まれるデンプンにはアミロペクチンとアミロースの2種類ありますが、その割合が異なります。
うるち米 | アミロース:アミロペクチン=2:8 |
もち米 | アミロース:アミロペクチン=0:10 |
ご覧いただいた通り、もち米にはアミロースがほとんど含まれていません。
アミロペクチンには強い粘り成分があるので、アミロペクチンがたくさん含まれているほど粘りが出て歯ごたえのあるお米になります。
一方アミロースが多いとパサパサとした硬い食感になります。
うるち米ともち米の水分量とカロリーは?
うるち米ともち米を100グラムずつ炊いたときの成分で比較します。
水分量
- うるち米:60.5g
- もち米:52.5g
カロリー
- うるち米:170kcal
- もち米:204kcal
カロリーは炊飯前だとうるち米ともち米にほとんど差がないのですが、炊飯後にはもち米の方がカロリーが高くなってしまいます。
お餅の方が腹持ちが良く少ない量で満足できそうなイメージですが、カロリーを抑えたいならやはりうるち米が良いでしょう。
その他の栄養素を比較!
こちらも100グラムずつ炊飯したもので比較します。
うるち米 | もち米 | |
炭水化物 | 36.0g | 42.2g |
タンパク質 | 2.6g | 4.1g |
脂質 | 0.4g | 0.6g |
食物繊維 | 0.4g | 0.5g |
どちらも炭水化物が多いですが、特にもち米の方が多い印象ですね。
タンパク質、脂質、食物繊維は微量ですが、どれももち米の方が若干多くなっています。
まとめ
うるち米ともち米の違いをまとめました!
- うるち米にはアミロースとアミロペクチンの二種類のデンプンが含まれているが、もち米にはアミロースが含まれていない。
- アミロペクチンが多いと粘りと歯ごたえが強くなるので、お餅の粘りはアミロペクチンが多いことが要因になっている。
- 炊飯後のカロリーはもち米の方が多い。
- 水分量はうるち米の方が多い。
- タンパク質、脂質、食物繊維は微量だがもち米の方が多い。
同じお米の仲間だと思っていたうるち米ともち米ですが、詳しくみてみるとデンプンの種類や含まれる栄養素の量など微妙に違いがあることがわかりました。
もち米は炊くとうるち米よりカロリーが多くなってしまうので、お餅の食べすぎにはやはり注意が必要ですね。
わたしたちの食生活になくてはならないうるち米ともち米なので、栄養やカロリーを気にされる方は参考にしてみてくださいね!
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