洋食によく使うコンソメ。いざ使おうと思ったら、ブイヨンや鶏がらスープはあるのに、コンソメはない!なんていう経験はありませんか?そんな時は代用法を知っておくと便利です。
ブイヨンも鶏がらスープもコンソメの代用OKなので、スーパーに買いに走らなくても大丈夫ですよ。
ブイヨンや鶏がらスープ、コンソメの特徴から代用法までご紹介します!
Contents
コンソメ・ブイヨン・鶏がらスープの特徴
コンソメという名前は料理をするほとんどの人が知っている物ですが、原材料やブイヨンや鶏ガラスープとの明確な違いを知っていますか?ここで、それぞれの特徴を確認しておきましょう。
コンソメの特徴
コンソメは、主にフランス料理に用いられるものです。
フランス語で「完成した」という意味で、その名の通り完成したものなので、しっかりとした味で、スープとしてそのまま飲めます。
材料は牛肉や鶏肉、魚などからとった出汁に脂肪の少ない肉や野菜を加えて煮込んだもので、色は澄んだ琥珀色であるのが特徴です。
コンソメの使用例
- コンソメスープや野菜スープなど濁りのないスープ
- パスタや炒め物の味付け
ブイヨンの特徴
ブイヨンはコンソメの材料である出汁(牛肉や鶏肉、魚などからとった出汁)のことで、フランス料理の二大だしのひとつです。
シンプルな味で、素材のエキスで多少の濁るのが特徴。
そのままスープとして飲めるほど美味しくはないので、具材や調味料を加えて素材そのものを活かしたい時に使うものです。
ブイヨンの使用例
- カレーやシチュー、ロールキャベツなどの煮込み料理
- 透明感のいらないシチューやソース
- ピラフやリゾット、パエリアなどの洋風ご飯
鶏がらスープの特徴
主に西洋料理に使う、コンソメとブイヨンがフランス料理発祥であるのに対して、鶏ガラスープは主に中華料理に使われます。
鶏ガラとは鶏肉の骨のことであり、それを煮込んで抽出した鶏ガラエキスに、醤油や酒、にんにくなども加えられたものが鶏ガラスープです。
コンソメとブイヨンの違い
コンソメとブイヨンは似ていて非なるものなので、もう一度、特徴をまとめてみます。
コンソメ | ブイヨン | |
味 | しっかりした濃い味 | シンプルな薄味 |
色 | 透き通った琥珀色 | エキスの濁りがある |
使い分け | 短時間で仕上げたい料理 | 長時間煮込む料理 |
コンソメがない時の代用法は?
コンソメもブイヨンも鶏がらスープもそれぞれに違いはあるものの、ベースは8割ほど同じなので、コンソメの代用はブイヨンでも鶏がらスープでもできます。
ブイヨンで代用する場合
ブイヨンはコンソメの材料でもあるので、代用品にはばっちり。
あっさり味のブイヨンに味見をしながら塩分などを足していけばOKです。
鶏がらスープで代用する場合
鶏がらスープを使用すると、どちらかというと中華風の味になってしまいますが、コショウやハーブなどのスパイスを足すと、代用も可能です。
出汁であるブイヨンがコンソメの代用可能なので、和風だしも代用可能では?と思ったそこのあなた。
そうなんです。和風だしに塩やコショウなどを加えると、代用もできるんです。
特にハーブソルトやクレイジーソルトなどを使うとより西洋風になりますよ。
まとめ
コンソメはそのまま飲んでもOKなスープの素で、ブイヨンは出汁という違いがわかりましたね。
洋風料理には欠かせない物ですが、今回、調べているうちに、おうちの残り野菜で簡単に出汁ができるということもわかりました。
みなさんも一度、オリジナルのブイヨンやコンソメを作ってみてはいかがでしょうか。
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