最近の日本犬ブームで、日本に限らず海外でも柴犬を街中で見かける機会が多くなりました。季節に関係なくオシャレ感覚で洋服を着て散歩する柴犬も見かけますね。
ペットショップでも可愛い洋服をたくさん見かけますし、ワンちゃんの洋服の専門店も増えてきているようです。
柴犬を飼っている方も一度は「洋服を着せてみたら可愛いかも!」「毛が短いから冬は洋服を着せてあげないと寒いかな?」なんて考えたことがあるかもしれません。
でも、実際着せてみたら「嫌がってしまって着てくれない」「何とか着てはくれたけど、嫌なのか石のように固まってしまって動かない(または暴れる)」という声を耳にします。
飼い主は良かれと思って着せようとしているのですが、そんな姿を目にするとワンちゃんからしたら迷惑なのかな?と悩んでしまいますね。
この記事では、柴犬が洋服を嫌がる理由は?必要ないの?という疑問にお答えしていきます!
無理やり着せるのも可哀想だし、そもそも洋服って必要なのかな?
洋服は市販のものだけじゃなくて簡単に手作りすることもできるんだよ。
柴犬が洋服を嫌がる理由と必要性について見ていこう!
Contents
柴犬が服を嫌がる理由は?
柴犬が服を嫌がるのは着せ方が悪いのか?
柴犬に洋服を着せたいと思っても、嫌がっているのに無理に着させるのは抵抗がありますよね。
そもそも、どうして洋服を着ることを嫌がるのでしょうか?
その一つに洋服の着せ方に問題があるのかもしれません。
最近ではペット用品店には様々なワンちゃん用の洋服が売られていますが、サイズ選びも重要なポイントです。
タグを見ると犬種ごとのサイズの目安が書いてありますが個体差があるので、実際に首回りと体長(着丈)、胴囲を測ってピッタリのものを購入するのが無難でしょう。
洋服のデザインも気になるところですが、洋服の形状や着脱のしやすさもチェックしましょう。
柴犬の性格や個体差によるもの?
柴犬の性格は、日本犬特有の勇敢さと我慢強さを持ち合わせている反面、ガンコで神経質なところもあります。
チャームポイントでもありますが、その頑固さゆえに洋服を着るのを嫌がるということもあるでしょう。
そういった場合はストレスになる場合もありますので、無理に着せることはやめましょう。
柴犬に洋服は必要ないの?
日本犬である柴犬は、日本の気候風土に合った体質をしているため、もともと寒さには強い犬種なので人間のように防寒対策として洋服を着せる必要はありません。
では、どんな場合に洋服を着せるメリットがあるのでしょうか。
- 室内で飼っている
- ドッグカフェなど公共の場に出掛ける
- 花粉やノミ、ダニなどの多い場所に連れて行く
- 散歩時の雨や紫外線対策
室内で飼っている
柴犬といえば、昔は番犬として庭先などで飼われているイメージがありましたが、最近では「ペットも家族の一員」という考え方が根強く、マンションなどの室内でも飼いやすい豆柴(柴犬に比べて身体が一回り小さい)という種類も見かけるようになりました。
柴犬の毛質はダブルコートという二層構造になっていて、上の毛はゴワゴワと固く、下の毛はフワフワと蜜に生えています。換毛期には下の綿毛がフワフワと抜け、毛が部屋に舞ってしまうのを避けるため抜け毛対策として洋服を着せると良いでしょう。
また、夏場は冷房による冷え対策としての役割もあります。
ドッグカフェなどの公共の場に出掛ける
最近、巷ではドックカフェなどワンちゃんと一緒に入れるお店も増えてきました。
ドッグカフェに限らず、公共の場では犬の毛にアレルギーを持った人もいるかもしれません。
そのような場所に柴犬を連れて行く場合は毛が抜け落ちるのを防ぐため洋服を着せるという考え方もマナーの一つです。
花粉やノミ、ダニの多い場所に連れて行く
柴犬は他の犬種と比べて柴犬はアレルギー体質の子が多い傾向があるため、そのような体質の子にはアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)との接触を避けるための、洋服を着せるというのも一つの対策のようです。
散歩時の雨や紫外線対策
柴犬は被毛が二重構造のため、紫外線の影響は受けにくいですが黒褐色の柴犬は紫外線を吸収しやすいと言われています。白い洋服を着せて紫外線対策をしてあげると良いですね。
また、雨で被毛が濡れると汚れがつきやすくなるので、レインコートを着せてあげることも一つの対策です。
レインコートなどは上から被せるかたちで、簡単に着せれられるものが多いので一度試してみるのも良いかもしれません。
柴犬の洋服を手作りする!作り方をご紹介!
お店でも可愛い洋服はたくさんありますがサイズが合わなかったり、いまいち気に入ったデザインのものがない…。なんてこともありますよね。
ここでは、そんな世界にたった一つの愛犬の洋服の作り方をご紹介します。
子供用の洋服からリメイクすれば、簡単に作れますよ。
ワンちゃんとお子さんで、リンクコーデも可愛いですね。
材料
-
- 子供服(タンクトップや半袖シャツなど着せやすいもの)
- 布切はさみ
- ミシン(手縫いでもOK!)
- 印をつけるためのペン
- クリップ
- 愛犬に洋服を着せて、サイズを確認します。この時洋服は裏返しにします。
- 身体のサイズに合わせて、ベストな位置に印をつけます。この時、首回り、胴回りに少し余裕を持たせてください。クリップで布をおさえると作業しやすいです。
- 印をつけた位置をミシンで縫います。
- しっかりと縫い終えたら、縫い目の1㎝外側をハサミで切ります。(ほつれが気になる場合は、ほつれ防止液を塗ります。
- 生地を表にして、出来上がりです!
柴犬の服を慣れさせる方法は?
人間と同じで初めての経験は、ワンちゃんにとって不安や恐怖を感じさせてしまうことがあります。
洋服を着ることも、少しずつに慣れさせていけば大丈夫な場合もあるようです。
ただし、初めから激しく抵抗したりする場合は無理に着せるのはストレスになりますので避けましょう。
柴犬を洋服に慣れさせる方法として、いくつかのポイントがあります。
- 子犬の頃から慣れさせる
- 着せやすい洋服を選ぶ
- ご褒美でモチベーションを上げる
子犬の頃から慣れさせる
洋服を着せたいと考えているのであれば、子犬のころから慣れさせるという方法もあります。
子犬の時期は環境や物事に対する順応力が高いので、このころから少しずつ慣れさせることにより抵抗なく洋服を着てくれることもあるようです。
着せやすい洋服を選ぶ
洋服を嫌がる原因に服の素材や形、サイズが気に入らないということもあります。
初めて洋服を着せる際は、袖なしのランニングタイプでマジックテープで着せたり、脱がせることができるものを選びましょう。
ご褒美でモチベーションをあげる
「洋服を着ること=楽しいこと」というポジティブな考えを結びつけることにより、洋服を嫌がらなくなる場合があります。
洋服を着たら好きなオヤツをあげたり、散歩に連れて行くなど犬にとって楽しいことをすると良いですね。
2.前足から穴に通します。(左右どちらでも良いです)
3.前足と同じように、後ろ足を通します。
4.全体を整えてあげて、締まりすぎたり、たるんだりしている箇所がないか確認します。
どうしても嫌がる柴犬には洋服を着せてはいけないの?
ワンちゃんが嫌がっているのに洋服を着せることは、ちょっと抵抗がありますよね。
前述の慣れさせる方法を実践したいけど、どの程度嫌がっていたらやめるべき?
「嫌がる」という負の感情の表し方にも色々あります。実際の例をみていきましょう。
- 洋服を着せたり、脱がしたりする際に噛もうとする。
- 洋服を脱ぎ捨てて、ボロボロにしてしまう。
- 洋服を着せると固まって動かなくなる。
いずれの場合も、ワンちゃんにとって洋服は「皮膚にまとわりつく異物」であり、着ると固まってしまうのは洋服で身体を包まれている状態を拘束されていると感じるからかもしれません。
噛んでボロボロにする行為は、(ボロボロに破いてしまえば)二度と着せられることはないという心理からきているかもしれません。
このような様子を見せる時でも、トレーニング次第で嫌悪感を少しずつ減らすことが可能な場合もありますが
基本は「洋服を着る=楽しい!」をうまく結びつけてあげることです。
ワンちゃんの気持ちを第一に考え、くれぐれも無理強いはしないようにしましょう。
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