今やインスタグラムやブログで万能洗剤として話題沸騰中のオキシクリーン。
なかなか聞きなれない言葉で「酵素系漂白剤と何が違うの?」「ハイターじゃダメなの?」と思ってしまいますよね?
人気の秘密と、オキシクリーンと酵素系漂白剤やハイターとの違いについてご説明します!
Contents
オキシクリーンは塩素系ではなく酵素系漂白剤!
オキシクリーンは漂白剤なのですが、漂白剤は大きく分けて「酸素系」と「塩素系(ハイター)」に分けることができます。
オキシクリーンはそのうち「酸素系漂白剤」に分類されます。
オキシクリーン・酸素系漂白・ハイター(塩素系漂白剤)がそれそれどう違うのか?ご紹介します!
オキシクリーンが分類される「酵素系漂白剤」ってなに?
酸素系漂白剤は簡単に言うと優しい漂白剤です。
主成分が『過炭酸ナトリウム』という成分で、炭酸ソーダ、酸素、水に分解されるので環境にとても優しいのです。
酵素系は、「色柄ものに使いたい!」「ニオイ対策をしたい!」という洗濯の時に使えます。
その中でも粉タイプと液体タイプに分けることができ、粉タイプはアルカリ性、液体タイプは酸性となっています。
粉の方がより強力で、オキシクリーンは粉タイプですね。
オキシクリーンは液体タイプよりも強力な粉タイプ!
塩素系漂白剤(ハイター)ってどんなもの?
酵素系漂白剤についてご説明しましたが、塩素系漂白剤とはどういう漂白剤なのでしょうか。
簡単にいうと強力な漂白剤です。
主成分は次亜塩素ナトリウムで、漂白力が強く、色物には絶対NGです。
綿・麻・ポリエステル・アクリル素材に使用できます。
「混ぜるな、危険!!」と表記されているのを見たことはないでしょうか。
混ぜたことにより化学変化を起こし、人体に害を及ぼす危険性があるため、プロでも慎重に扱います。
まな板、布巾など除菌するのには最適です。使用方法を守って使うことが必須です。
付近やまな板の除菌にピッタリ!
オキシクリーンと酸素系漂白剤の違いは?
オキシクリーンが酵素系漂白剤の粉タイプということはご説明しました。
では、粉タイプ酸素系漂白剤のなかで、どうしてオキシクリーンだけが注目されているのでしょうか?
違いは、ズバリ『界面活性剤』です。
市販の酸素系漂白剤には、ほとんど『界面活性剤』が含まれていて、オキシクリーンには含まれていません。
『界面活性剤』=悪いもの!と思う人もいますが、決して悪いものではありません。
考えてみてください。そんなに悪いものならなぜこの世に流通しているのでしょうか?
界面活性剤とは
界面活性剤は、界面(物質の境の面)に作用して、性質を変化させる物質の総称です。
構造としては、1つの分子の中に、水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「親油性」の2つの部分を持っています。
この構造が、本来、水と油のように混じり合わないものを、混ぜ合わせるのに役に立ち、汚れを落とす洗浄の働きをするのです。
代表的なものに石鹸(脂肪酸塩)があります。
また、洗剤の他にも、医薬品、化粧品、食品などの成分としても広く使われています。
引用:花王ホームページ(https://www.kao.com/jp/qa_cate/clothcleanser_04_02.html)
『界面活性剤』が含まれていた方が油汚れには効果的なようですね。
酵素系漂白剤の粉タイプには「界面活性剤」が含まれていることがほとんど!
オキシクリーンにはこの「界面活性剤」が含まれていないために、より「優しい」と今大注目!
界面活性剤が含まれていなければ安全?
汚れを落とす力はすごい『界面活性剤』。
ですが実は、界面活性剤入りの洗剤を、お肌が弱い人や赤ちゃんの肌着等を洗うと肌荒れを起こしてしまう可能性があるのです。
皮脂膜、角質層をくぐり抜けて、体内へ侵入すると、どうなるでしょう。赤ちゃんの柔らかいお肌はひどくダメージを受けてしまうかもしれません。
洗剤は汚れが落ちるのは大前提ですが、やはり安全で無害なものの方が良いですよね。
そういった面から『界面活性剤』の含まれていないオキシクリーンはとても安全な漂白剤と言えるのです。
しかし、すべてのオキシクリーンに界面活性剤が入っていないわけではありません。
コストコなどでお安くお買い求められるのはアメリカ製で、白い粉に青い粒が混ざっていて、これは界面活性剤なのです。
日本製(中国生産)には真っ白い顆粒で、青い粒はありません。
もし安全性を求めるのでしたら日本製(中国生産)を購入する方が良いかもしれません。
アメリカ製のオキシクリーンには界面活性剤が入っていることもありますので、より安全に使用するなら、日本製(中国生産)を購入する方が良い!
オキシクリーンと酵素系漂白剤・ハイターの違いは?まとめ
オキシクリーンがなぜ話題になるのかわかっていただけましたでしょうか。
他の酸素系漂白剤と差別化によって話題なのですね。
どの漂白剤にもそれぞれ特徴があり、使用目的によって選ぶ必要があります。
皆さんも最適な漂白剤を選択してください。
どの漂白剤を選んだとしても、使用方法をきちんと確認して安全に使用してくださいね。
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