家中の掃除に使えるオキシクリーン。
そんなオキシクリーンの成分は何なのか、気になりませんか?
特に赤ちゃんや小さいお子さんのいるご家庭では、危険な成分が入っていないか、安全性が気になりますよね。
赤ちゃんの肌はデリケートです。
洗濯などで使用する前に、危険がないか、オキシクリーンの安全性を確認しておきましょう!
Contents
オキシクリーンの成分って?何が入っているの?
主成分は過炭酸ナトリウム
オキシクリーンの主成分は、過炭酸ナトリウムという白い粉末です。
この過炭酸ナトリウムは、「炭酸ナトリウム水溶液」と「過酸化水素」の化学反応によってできます。
炭酸ナトリウムは、重曹を熱してできる物質。
ですので、もともと自然界に存在しています。
オキシクリーンを使ったあとは、炭酸ナトリウム・酸素・水へと分解されるんです。
環境にやさしいですし、人体にも害は少ないといえます。
過炭酸ナトリウムを使うときの注意点は?
酸素系漂白剤の主成分として、広く使われている過炭酸ナトリウム。
この過炭酸ナトリウムは、アルカリ性です。
オキシクリーンを入れた水を手で触ると、ヌメヌメしてくることがあります。
これは、弱アルカリ性になった水が、手のたんぱく質や皮脂を溶かしているんです。
放っておくと手荒れの可能性がありますので、洗い流してくださいね。
使用するときは、必ずゴム手袋をしましょう。
主成分以外に、オキシクリーンに含まれている成分は何?
アメリカ版と日本版の成分に違いがあるって本当?
過炭酸ナトリウム以外では、オキシクリーンの成分として何が入っているのでしょうか。
オキシクリーンには、アメリカ版と日本版がありますね。
実は、アメリカ版と日本版では、成分も違うんです。
アメリカ版 | 過炭酸ナトリウム
炭酸ナトリウム 界面活性剤(アルコールエトキシレート) |
日本版 | 過炭酸ナトリウム
炭酸ナトリウム ※界面活性剤・塩素・香料不使用 |
オキシクリーンの日本版には、自然起源の過炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウムしか入っていません。
しかし、アメリカ版に入っている界面活性剤(アルコールエトキシレート)は、自然起源のものではなく合成物質です。
では、アルコールエトキシレートの安全性はどうなのでしょうか。
界面活性剤の安全性は?
アメリカ版のオキシクリーンには、界面活性剤のアルコールエトキシレートが含まれています。
洗浄剤として特別なものではなく、誰もが普段から使っているものですが、安全性が証明されているのでしょうか。
アルコールエトキシレートについては、皮膚からの吸収で、人に悪影響があるかどうかは、わかっていないのです。
しかし、口からの吸収で悪影響がある可能性は少ないと結論づけられている、ということです。(化学物質リスク管理研究センターのHPより)
誰もが使用していて、危険は少ないといわれても、安全性を最優先してオキシクリーンを使いたい、という方もいるでしょう。
特に、赤ちゃんや小さいお子さんがいるご家庭では気になるところです。
より安全性を求める場合は、界面活性剤が入っていない、日本版のオキシクリーンを使うのがおススメです。
オキシクリーンは、赤ちゃんに危険はないの?安全性は?
赤ちゃんの洗い物、オキシクリーンを使って大丈夫?
前述したように、オキシクリーンの主な成分である過炭酸ナトリウムは、水に溶けると、炭酸ナトリウム・酸素・水へと分解されます。
これは自然界にあるものなので、人体にも無害なものです。
ですので、オキシクリーンの安全性に問題はないといえます。
心配な人は、オキシクリーンを使って洗濯や掃除をしたあと、しっかり水ですすいでおくことです。
いうまでもないことですが、使用するときは、赤ちゃんが直接手で触れてしまったり、口に入れてしまったりしないよう、注意してくださいね。
オキシクリーンベイビーって?赤ちゃんに使っても大丈夫?
オキシクリーンベイビーという商品があります。
「ベイビー」というくらいですから、赤ちゃん用なのかと思いますよね。
たしかに、塩素や香料も不使用とのこと。
でも、オキシクリーンベイビーはアメリカ製。
つまり、アメリカ版オキシクリーンと同様、オキシクリーンベイビーには界面活性剤が含まれているのです。
アメリカ版オキシクリーンとオキシクリーンベイビーでは、界面活性剤の種類が異なります。
オキシクリーンベイビーの界面活性剤は、ポリオキシエチレンアルキルエーテルといいます。
こちらも普段から誰もが使っているものですが、一定の濃度を超えて川に入った場合、川に生息する魚などが死ぬという調査結果があるそう。
安全性を重視して、界面活性剤を使っていないものを選びたいのであれば、やはり日本版オキシクリーンを使うのがいいでしょう。
オキシクリーンの成分は安全?赤ちゃんに危険はない?まとめ
赤ちゃんや小さいお子さんのいるご家庭では、汚れモノが出やすいですよね。
オキシクリーンは、環境にやさしい洗剤です。
特に、日本版のオキシクリーンは、界面活性剤も入っていないので、より安全性が高いといえます。
塩素系漂白剤のように、ツーンとした臭いもありませんので、洗濯や掃除に、オキシクリーンを有効に使っていきましょう!!
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