カリフラワーとブロッコリーって色が違うだけでよく似てるけど、何が違うの?栄養とか効能とか何か違うのかな?と気になりますよね。
実はカリフラワーとブロッコリーってよく似ていますが、栄養による食品分類をみると違う野菜なんです。
カリフラワーやブロッコリーも栄養や効能などどう違うのかを知って上手に使いたいですよね。
そこで、このよく似ている野菜のカリフラワーとブロッコリーの違いについて、栄養や効能などどう違うのかを調べました!
カリフラワーとブロッコリーって似てるけど……違う?
カリフラワーとブロッコリーはどちらも菜の花やキャベツと同じアブラナ科の野菜ですが、カリフラワーはブロッコリーが突然変異をおこして、つぼみの部分が白くなったものであるといわれています。
そもそもカリフラワーがブロッコリーから生まれたのなら、「色は違っていてもその形がよく似ているのは当然だし、同じ野菜なのでは?」と思いますよね。
ところが、同じ野菜のように思えるカリフラワーとブロッコリーですが、小学生のころに習った6つの基礎食品郡をみてみるとカリフラワーは淡色野菜、ブロッコリーは緑黄色野菜に分類されているんです。
緑黄色野菜 | ブロッコリー、ほうれん草、にんじん、かぼちゃなど |
淡色野菜 | カリフラワー、玉ねぎ、キャベツ、大根など |
緑黄色野菜と淡色野菜の違いは何かというと、その野菜に含まれるβーカロテンの量の違いで、βーカロテンを豊富に含む野菜のことを「緑黄色野菜」、それ以外の野菜のことを「淡色野菜」といいます。
カリフラワーに多く含まれている栄養とその効能は?
カリフラワーはビタミンCをブロッコリーよりたくさん摂ることができます。
もともとはブロッコリーの方がビタミンCを多く含んでいるのですが、ブロッコリーのビタミンCは水に溶けやすく熱に弱いため、茹でるとかなり減ってしまいます。
しかし、カリフラワーのビタミンCは、熱に強くて、茹でてもあまり減らないので、結果的にカリフラワーの方がブロッコリーよりも多くのビタミンCを摂ることができるんです。
ビタミンCの効能としてはまず抗酸化作用があげられますが、体の細胞の酸化を防止し、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防効果があるといわれています。
また、ビタミンCには美肌・美白効果やストレス解消の効果も期待できますし、風邪の予防などの効能もあります。
カリフラワーにはカリウムも多く含まれています。
カリウムには体内の塩分や水分のバランスを適正に維持して、血圧を下げる働きがあるので、むくみの解消や高血圧の予防などの効能があります。
カリフラワーに多く含まれている栄養とその効能
栄養 | 効能 |
ビタミンC | 抗酸化作用、美肌・美白効果、ストレス解消、風邪の予防など |
カリウム | むくみの解消、高血圧の予防など |
ブロッコリーに多く含まれている栄養とその効能は?
ブロッコリーの栄養として一番にあげられるのはもちろんβ-カロテンですが、カリフラワーと比べると約50倍も含まれています。
β-カロテンは体内に入るとビタミンAに変わります。
β-カロテン(ビタミンA)の効能にも抗酸化作用があり、体の細胞の酸化を防止し、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防効果があるといわれています。
また、β-カロテンには鼻の粘膜の強化や口内炎などの予防、目の網膜などの健康にも効果が期待できます。
ブロッコリーには葉酸も多く含まれています。
葉酸は妊娠中の女性が特に必要とする栄養ですが、正常な細胞の増殖を助ける働きや血液を作る働きがあり、胎児の成長には欠かせません。
また、葉酸には動脈硬化などの生活習慣病の予防や貧血の予防といった効能もあります。
ブロッコリーに多く含まれている栄養とその効能
栄養 | 効能 |
β-カロテン | 抗酸化作用、粘膜の強化、目の健康など |
葉酸 | 正常な細胞の増殖、生活習慣病の予防、貧血の予防など |
まとめ
カリフラワーとブロッコリーは似てるけど、βーカロテンが豊富に含まれているブロッコリーは緑黄色野菜、あまり含まれていないカリフラワーは淡色野菜として分類されていることがわかりました。
そして、カリフラワーに多く含まれている栄養がビタミンCとカリウム、ブロッコリーに多く含まれている栄養がβーカロテンと葉酸で、含まれている栄養によってその効能も違いました。
カリフラワーとブロッコリーも栄養や効能など違いがありますが、どちらも大切な栄養が多く含まれていますので、これからも上手に使っていきたいですね。
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