大麦やもち麦、押し麦など「麦」とつく穀物はたくさんあります。
どれがどう違うのか混乱しやすいですが、大麦やもち麦、押し麦にどのような違いがあるのでしょうか。
そこで今日は大麦、もち麦、押し麦を比較して、ダイエットにはどれが向いているのか、栄養や糖質についても解説したいと思います!
Contents
大麦、もち麦、押し麦の違いは?
麦の種類には、大麦、小麦、ライ大麦、エン大麦があり、日本では主に大麦と小麦が栽培されています。
もち麦や押し麦は大麦の仲間で、その精製法の違いから種類が分けられています。
もち麦とは?
もち麦とは、大麦の中でももち性の大麦のことをいいます。
お米にうるち米ともち米があるように、大麦にもうるち性ともち性があるのです。
もち麦は精製されずに販売されていることが多いです。
押し麦とは?
押し麦は、うるち性の大麦を精製し蒸した後、ローラーで平に押しつぶしたものが押し麦です。
ローラーで押しつぶすことによって、白米と一緒に炊いても食感の違和感がないように加工されているのです。
もち麦と押し麦、ダイエットに向いているのは?
もち麦も押し麦、どちらも食物繊維の量が白米の約20倍と豊富で、さらにミネラル・ビタミンがたっぷりという優れた食材です。
どちらがダイエットに向いているかというのは、含まれる食物繊維がポイントになっているのです。
食物繊維の中でもダイエット効果の高いもので、β-グルカンという水溶性の食物繊維があります。
このβ-グルカンをより多く含むもち麦が、ダイエットに向いていると言われています。
β-グルカンとは、水に溶けやすい性質のある食物繊維です。
β-グルカンの働きには、
- コレステロールの吸収を抑える
- 腸内環境を整えて便秘を改善する
- 食後の血糖値の急上昇を抑える
- 満腹感を維持して食べすぎを防止する
というダイエットに最適な働きがあります。
もち麦と押し麦 栄養や糖質を比較!
もち麦と押し麦の栄養素の違いを比較してみましょう。(株式会社のはくばく様の数値参照)
もち麦 | 押し麦 | |
たんぱく質 | 4.8g | 3.1g |
脂質 | 0.8g | 0.65g |
炭水化物 | 39.1g | 38.9g |
糖質 | 32.6g | 34.1g |
食物繊維 | 6.5g | 4.8g |
どちらも数値は大きく変わりませんが、やはり食物繊維の量がもち麦の方が多いことがわかります。
もち麦と押し麦 食感や味の違いは?
- もち麦
もち麦はプチプチとした食感で、モチモチ感もよく感じます。
よく噛んで食べないといけないので、その分食べ応えを感じるのがもち麦です。
- 押し麦
押し麦もプチプチとした食感ですが、もち麦に比べてモチモチ感が少なく、パサつきを感じやすいです。
白米と混ざりやすいように平らに加工してあるので、違和感なく食べやすいでしょう。
味はどちらも変わりませんが、白米に比べると若干香ばしさを感じるかもしれません。
どちらが美味しいかは好みにもよりますので、まずは両方食べ比べてみるのがおすすめです♪
まとめ
もち麦と押し麦はどちらも大麦の仲間ですが、もち性かうるち性かという違いがあることがわかりました。
- もち麦→もち性の大麦で、精製されずに販売されているものが多い
- 押し麦→うるち性の大麦で、蒸した後にローラーで平に押しつぶしている。精製されているものが多い。
そして最大の違いは、食物繊維の中でもダイエット効果のある働きを持つβ-グルカンが押し麦よりももち麦に多く含まれていることです。
そのためダイエットにはもち麦の方が向いているということがわかりました。
ダイエットだけでなく、腸内環境を整えたりと嬉しい効果のある食物繊維豊富なもち麦や押し麦は、積極的に食事に取り入れたいですね!
最近はその人気からスーパーでも多くの種類が並んでいるので、ぜひ一度試してみてください♪
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