仏壇のあるご家庭では、お盆の時期になると仏壇の前に盆提灯を飾ることがありますよね。
持ってはいるけど、正しい飾り方が分からない!処分の際はどうすればいいの?そんな疑問について、盆提灯の飾り方から処分の仕方、料金や処分時期、使いまわしについてご紹介します。
Contents
そもそも盆提灯とは?
そもそも盆提灯とは、お盆の時期に先祖や故人の霊が迷わず帰ってくるための目印として仏前に飾られるものです。
故人への供養として、スイカやブドウなどの果物や菊などの花をお供え物をするかと思いますが、中でも盆提灯は最高のお供え物として扱われてきました。
盆提灯には、下に置く「置き提灯」や上から吊るす「吊り提灯」などの種類があり、その見た目は様々ありますが、すべて役割は同じです。
宗派による違いはないので、お部屋の雰囲気やスペースに合わせたり、お好みのものを選ぶのが良いでしょう。
盆提灯はどうやって飾るの?処分する時期と方法は?
盆提灯はどうやって飾るの?
盆提灯は仏前もしくはお供え物を置く盆棚に飾ります。
置き方は盆提灯2つを1対とし、1対から2対飾ることが一般的です。
ですが、飾る数には特に決まりはないので、こちらもお部屋に合わせた数で問題ありません。
しかし、初盆用の白提灯は対ではなく1つで大丈夫です。
白提灯も故人のための目印という役割ですので、玄関先に飾ることもあります。
処分する時期と方法は?
白提灯は故人ひとりに対して1つですので、取って置かずにお盆が終わったら白提灯は処分しましょう。
処分の方法ですが、昔は自宅でお焚き上げをしていましたが、昨今の住宅事情を考えるとあまり現実的ではありませんよね。
そのため、現在ではご先祖様のお墓のある菩提寺へ持ち込むか、一般のゴミとして処分することが多いです。
盆提灯っていくらするの?
盆提灯はどこで購入できるのでしょうか。
一般的には仏壇店やデパートで購入もできますが、最近ではネット通販でも購入することができます。
値段は購入する場所にもよりますが、5千円未満のものから10万円以上のものまであり、値段の幅がかなり広いです。
大きさはもちろん火袋の素材や絵柄、使用される木の種類などの多くの要素により、値段が変わってきます。前述の通り、盆提灯の種類や数に決まりはありません。
盆提灯の使いまわしってできるの?
白提灯は初盆のとき限りなので、基本的に使いまわしはNGです。
しかし、他の盆提灯なら毎年使い続けることができますので、壊れている部分がないか、火袋に穴は開いてないかなど確認しておきたいですね。
盆提灯を準備する時期に決まりはありませんが、壊れてしまった状態の盆提灯はあまり良い見た目ではないので、余裕を持ってお盆の前にはチェックしておきましょう。
年に一度使用するものですので、防腐剤を使用して大切に保管してください。
まとめ
盆提灯はお盆の時期に、帰ってくる故人のための目印となる大切なお供え物です。
お盆は故人を偲ぶ大切な行事ですので、家族が気持ちよくお盆を迎えられるよう、しっかりと準備をしてお盆に備えましょう。
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