エキナセアの育て方で、地植えと鉢植えでの種まきや苗の管理の違い、それに冬の越し方をご紹介します。
エキナセアは花の鑑賞期間が長く、人気の高い植物です。
地植えと鉢植えでは、どう種まきや苗の管理をすればいいのか?
育て方はわかったけど冬の越し方は?といった疑問にお答えします。
エキナセアの基本的な育て方
エキナセアはくっきりした花が特徴で、花弁の鑑賞時期が長い事から人気の高い植物で、古くから切り花として親しまれ、ドライフラワーとしても楽しめる多様な花です。
育て方は比較的簡単で、日当たりと水はけのよいところで育てます。
水やりもほとんど必要がなく、手間がかかりません。
肥料は5~6月と10月に置き肥をするか、月4~5回液体肥料を与えてください。
エキナセアはとても丈夫で、ちゃんと管理していればほとんど虫や病気の心配はありませんが、一番多い病気は、うどん粉病といわれるものです。
これは葉っぱを白い粉にまぶしたようになる病気で、どんな植物でもなります。
しかし日ごろの水やりを、葉っぱにかけず、土の表面に向かってかけることで予防できます。
他には灰カビ病、白絹病になることがありますが、日当たりと水はけをよくして予防します。
害虫では、フキノメイガという虫が茎に入ることがあります。
これは見つけ次第早めに防除することが重要です。
基本的な育て方はこのくらいです。
地植えと鉢植えでの苗の管理の違い
エキナセアは地植えと鉢植えで、いくつか育て方に違いがあります。
ただ、鉢植えの場合は用度が乾いた時にたっぷりと水をあげましょう。
開花するまでは重要な時期なので、茎が伸びてきたら極端に乾かすのは避けてください。
種まきは地植えでも鉢植えでも可能ですが、水はけのよい用土を好むので、鉢植えでは赤玉4・鹿沼土3・腐葉土3くらいの配合土で育てましょう。
地植えでは腐葉土や石灰を混ぜた土を使うと良いでしょう。
植え付けや植え替えをする場合は、地植えでは気にする事はないのですが、鉢植えは根詰まりを起こしやすいので、根をほぐして古い土を落とし、新しい土を使ってください。
地植え | 水やりはほとんど必要ない |
鉢植え | 水やりは乾いたらたっぷりとやる |
エキナセアの種まき
エキナセアの種まきは、寒すぎず暑すぎない時期が適期です。
例えば春や秋などが好ましく、初めのうちは育苗箱で育てていくのが成功のポイントです。
土は赤玉土が育てやすく、またホームセンターなどでも種まき専用の土が売られているので安心です。
苗の管理でも言及したことですが、種子の時期もやはり、たっぷりと水やりをして乾かさないように注意する必要があります。
つぼみが出てきた後は、苗の管理にも書いている通り土が乾燥してからたっぷりと水をあげます。
苗はまた、4~5月、または9~10月ごろの涼しい時期に行ってください。
つぼみが出てからは管理しやすいのですが、種子の段階だけは気を使ってあげる必要があります。
エキナセアの冬の越し方
エキナセアは耐寒性の強い植物です。
冬季は十分に寒さに合わせることで、より成長が良くなります。
極端に寒い地域なら、株を切り詰め、株の周りに藁や腐葉土をマルチングすると安心です。
しかし首都圏程度の寒さなら、単に株を切り詰めておくだけで冬を越してくれます。
花が終わった場合も茎の一部も一緒に選定することで、株が綺麗な姿を保ってくれます。
そのままにしておくと病気の発生源にもなるので、きちんと切り取りましょう。
エキナセアは冬が終わると、春には新しい葉っぱを次々と出してくれます。
冬の寒さに強い反面、最近の酷暑では少し花が休みがちになってしまいます。
しかし涼しくなってくると花は復活し、10月くらいまではその綺麗な花弁を楽しませてくれます。
エキナセアの用途
多年草で、開花の時期は6月中旬から10月くらいまでと、長く楽しめるのがエキナセアの特徴の一つです。
育て方も難しいところがなく、普段から植物を育てている方にはもちろん、植物を育てたことがない方への入門としてもおススメできる草花です。
自分で育てたエキナセアを楽しむもよし、切り花として送るもよし、その後ドライフラワーにして楽しむもよしの多彩さが人気です。
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