着物の染み抜きを自分でやる方法は?セルフでカビや黄ばみを落とすコツ!

着物に食べ物や化粧品のシミがついてしまったら、すぐにクリーニングに出さなきゃ!と焦りますよね。

しかし軽い汚れの場合なら、自分で染み抜きをする方法があるんです!

 

また、シミが綺麗に落ちるかどうかは、シミが付いてしまったときにできるだけ早く落とすことがポイントなので応急処置がとても重要になってきます。

今日はそんな着物の染みについて、自分でできる染み抜きの方法や、シミがついてしまったときの応急処置、カビや黄ばみを落とすコツをご紹介します♪

着物を着て食事に行ったらシミが出来てしまって慌ててクリーニングに持って行ったの。でも後から調べてみたら、着物についてしまった軽い汚れだったらセルフで落とすことができるそうね。着物を着る機会も多いから、ちゃんと知っておきたいわ!

お気に入りの着物を着ているときに限ってシミがついちゃったりするのよね。大切な着物を綺麗に着続けるためにも自分でできる染み抜きの方法や、シミが付いた時の応急処置について調べてみましょう!シミだけじゃなくてカビや黄ばみも落とす方法があるから、とっても為になる情報よ♪

 


着物の染み抜きを自分でなる方法は?

着物にシミがついてしまった時ってショックですよね。

慌ててクリーニングに出してしまう前に、自分で染み抜きをやってみましょう!

まずは汚れのタイプごとに染み抜きの方法をみていきましょう♪

 

コーヒーや紅茶をこぼしてしまったシミ

食器洗い用の中性洗剤を15倍ほどに薄めたものを使います。

シミのついた部分の下に布をあてて、洗剤を薄めた水で濡らして綿ガーゼもしくは歯ブラシでトントンたたきます。

下に敷いた布に汚れがうつっていき、着物のシミが取れていきます。

 

食べ物や油がついてしまったシミ

食べ物の汚れは、油分と水分でできています。

 

まずはベンジンで油分を含んだ汚れを落とすために、汚れのついた部分の下に布をあててベンジンを含ませたガーゼでトントンたたきます。

そのあと薄めた中性洗剤で水性の汚れを、同じ方法で落としていきます。

 

注意

お肉の油や乳製品などタンパク質性の汚れは、温めると固まってしまいます。

お湯ではなく水を使うように注意してください!

 

化粧品がついてしまったシミ

着物の襟もとはファンデーションや口紅がつきやすい場所です。

化粧品のシミは油性なので、ベンジンを使用します。

汚れの下に敷いた布に汚れをうつすように、ベンジンを含ませたガーゼでたたいてください。

 

汗染みができてしまった場合

着なれない着物に緊張して汗をかきやすいですが、そのままにしておくと汗染みとなって目立ってきます。

汗が染みている場所には霧吹きで水を少しだけかけて、タオルでたたいておきましょう。

そのあとは風通しの良い場所に干しておきます。

 

雨の日に泥がはねて汚れたシミ

着物で外を出歩くと裾が汚れやすいですが、雨の日は泥はねに特に注意です。

裾が泥で汚れてしまったという場合は、まずはよく乾かしてください。

泥汚れだけの場合は乾かしたあとにブラシをかけるとほとんど落ちてしまいます。

 

久しぶりに出した着物にカビ?!カビや黄ばみを落とすコツ

着物を久しぶりに着ようと出してみたらカビが……!なんていうこともありますよね。

そんなときに自分でできる対処はあるのでしょうか。

 

カビが生えてしまった場合

長らくしまい込んでいた着物を久しぶりに出したとき、なんとなく白っぽくカビが生えていることがあります。

カビは目に見える部分よりも意外と広範囲に広がっていることが多いので、自分ではお手入れが難しいのです。

カビが生えてしまったという時は、着物をそれ以上傷めないためにも専門業者に依頼しましょう。

 

黄ばんでしまった場合

黄ばんだ汚れに関しては、漂白することでしか落とす方法はありません。

しかし漂白剤は着物の色や柄も落としてしまう可能性があるので、慎重に行うべきです。

液体の漂白剤を綿棒につけて湿らせ、少しずつシミの場所に塗っていき、そのあと水を含ませた綿棒で漂白成分を落としていきます。

 

黄ばみが酷く広範囲だという場合は、セルフでの染み抜きは着物をダメにしてしまう可能性もあります。

専門業者に依頼するか、あまりに黄ばんでいる場合はあきらめたほうが良いかもしれません。

 


シミができてしまった時の応急処置

シミが綺麗に落ちるかどうかは、シミがついてしまった時にできるだけ早く対処することがポイントです。

出先でもできる方法ですので、覚えておくと便利ですよ♪

 

  • 水をつけたティッシュで、汚れを吸い取る

食べ物の汚れなどが付いてしまった時の応急処置として、まずはティッシュに水をつけて軽く押しながら汚れをティッシュに吸収させます。

あまり強く押しすぎてしまうと、着物の汚れが繊維に浸透してしまうので、軽く押すことがポイントです。

 

  • 食器用洗剤や染み抜き用洗剤で落とす

油分を含んだ汚れには食器用洗剤がよく効きますが、ジュースやペン汚れなど水性の汚れはあまり落ちません。

便利でよく使われるのが、持ち運びのできるコンパクトな染み抜き用洗剤です。

「エコベール」や「レオニス」が有名ですが、特に持ち運びに便利なペンタイプの「レオニス」はお出かけの時に一つ持っておくと役に立ちますよ♪

 

まとめ

大切な着物にシミができてしまった時、すぐにクリーニングに出さなくても自分で染み抜きができるということがわかりました。

シミができた時にすぐに対処できるかどうかでシミの落ち具合が変わってくるので、シミができてしまったという時はご紹介した応急処置をぜひお試しください。

 

着物を着る機会が多いという人は、染み抜きに使えるベンジンや食器用洗剤、綿ガーゼや歯ブラシなどを着物の染み抜きやお手入れ用に揃えておくと安心です。

お出かけの時には、コンパクトで持ち運びのできる専用の染み抜き用洗剤を持っておくと、出先でシミが出来てしまったというときにも対処できます。

 

簡単な汚れなら今回ご紹介した染み抜き方法でセルフでお手入れすることができますので、ぜひ覚えておいてくださいね♪


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