イーストフードはよくパンの材料として、袋の裏にかいてあったり、テレビで言われていたりしますよね。
こちらでは、どうしてイーストフードが危険なのか、また、イースト菌との違いと表示の確認方法について確認していきます!
Contents
イーストフードってなに?
イーストフードとは、パンを膨らませる「イースト菌」が活発に活動できるような「栄養源」のことをいいます。
また「生地改良剤」とも言われていて、焼き上がりがふわふわになるようになっています。
つまりは添加物でできている発酵促進剤のようなものです。
特定の物質を「イーストフード」と呼んでいるのではなく、イースト菌を活発にさせる働きを持つ物の総称となっており、現在以下の16種類がそのイーストフードとして指定されています。
- 塩化アンモニウム
- 塩化マグネシウム
- 炭酸アンモニウム
- 炭酸カリウム
- 炭酸カルシウム
- 硫酸アンモニウム
- 硫酸カルシウム
- 硫酸マグネシウム
- リン酸三カルシウム
- リン酸水素二アンモニウム
- リン酸二水素アンモニウム
- リン酸一水素カルシウム
- リン酸二水素カルシウム
- グルコン酸カリウム
- グルコン酸ナトリウム
- 焼成カルシウム
これらの二つ以上を使っている場合に一括して「イーストフード」と表示することができるようになっています。
なので、それぞれを違う比率で使っていても同じイーストフードという表示ですし、仮にパン生地の発酵促進以外に使っていたとしても、イーストフードと表示して問題ないのです。
イーストフードの何が危険なの?
上で説明したとおり、イーストフードは合成添加物でできており、本来人間の体に必要ないものです。
なので、体に過剰に取り込むと危険ということになります。
もちろん、過剰摂取にならないような分量で使われているのですが、それぞれの個体が合わさった時の反応がわからないため、専門家の間でも意見が分かれているといわれています。
イーストフードの塩化アンモニウムは食べるとどんな害があるの?
イーストフードの中の種類の一つに塩化アンモニウムがあります。
これは、染料や火薬の材料のも使われています。
これらは大量に摂取すると嘔吐や昏睡を起こす危険があるとされています。
ですが、実際に人体に影響が出る量は使用されていないとされています。
イーストフードのリン酸は食べるとどんな害があるの?
成分のなかに頭文字が「リン酸」とつくものが複数ありますね。
リン自体は体に取り込んでも問題はないのですが、これらが過剰摂取になると、骨粗しょう症を引き起こしたり、心不全や心筋梗塞などを起こす危険かあります。
イーストフードの加工を助ける臭素酸カリウムは食べるとどんな害があるの?
臭素酸カリウムとは、イーストフードを生地に取り込むのに合わせて使う「加工助剤」のことです。
WHOは臭素酸カリウムは適切でないという結論をだしているそうです。
なので、カナダや中国、EU諸国などは使用が禁止されているのですが、なぜか日本はパンの製造に限り使用が認められています。
もちろん、残留しないことが条件になっています。
イーストフードが使われているパンには使用されていますから、なるたけ避けたいですね。
イースト菌と何が違うの?
イーストフードが合成化合物ということはよくわかりましたね。
では、名前の似ている「イースト菌」とはいったいなんでしょうか。
イースト菌はパン生地を発酵させるために必要になってきます。
パン生地の糖分や小麦粉を栄養に生地を発酵させるのです。
科学的に作られたものではないので、こちらは接種しても全く問題ありません。
どうやって表示を確認したらいいの?
イーストフードを使っている場合は成分表に「イーストフード」と記載されています。
16種類のうち1つが使われている場合はその成分が表示になっています。
なので、イーストフードを避けたい場合は成分表を確認するといいでしょう。
イーストフードは危険?イースト菌との違いと表示の確認方法!まとめ
ここまで沢山のイーストフードに関する危険性を上げてきましたが、実際にイーストフードで体調が悪化したという報告は一件も上がっていないそうです。
ただ、知っているのとそうでないのでは違いますから、もし気になるようであれば、成分表を確認してみてくださいね。
コメントを残す