ほとんどの蜘蛛は、人々の生活に利益を与えてくれる「益虫」であることをご存知でしょうか?
蜘蛛は肉食性で、なかにはゴキブリを食べるでかい蜘蛛がいます。
でかい蜘蛛は、その見た目からあまりいい印象を受けませんが、ゴキブリ退治をしてくれる素敵な一面をご紹介します。
考えただけでゾッとするけど、家にいても駆除しちゃだめなのかしら?
Contents
ゴキブリ対策になる蜘蛛はアシダカグモ
アシダカグモとはどんな蜘蛛?
アシダカグモはアシダカグモ科に属する蜘蛛で、日本に生息する蜘蛛のなかでも最大級の大きさです。
アシダカグモは以下のような特徴があります。
・体長は雌が20~30mm、雄が10~25mm
・足まで入れた長さは約100~130mmで、足を広げた大きさはCD1枚相当の大きさ
・巣を作らず、歩きまわって獲物を捕まえる
・夜行性で薄暗い場所を好む
・毒は持っておらず、基本的に臆病な性格
見た目はかなりインパクトがありますが、人に対して危害を加える可能性は少ないようです。
アシダカグモはどこにいるの?
アシダカグモは雨戸袋や屋根裏、家具の隙間に隠れています。
夜行性なので、日中に遭遇することは少ないと思いますが、もし見かけたとしてもつかんだりせずにそっとしておきましょう。
アシダカグモとゴキブリ対策について
アシダカグモはゴキブリを食べる?
アシダカグモは主にゴキブリ、ハエ、小さなネズミを捕食します。
捕食中に他の獲物を見つけると、新しい獲物を捕まえにいく習性を持っているので、短い時間で多くの害虫を食べてくれます。
一晩で20匹以上のゴキブリを捕食したというデータもあるので、とても心強いですね。
また、アシダカグモが2〜3匹いる家では、ゴキブリが半年で全滅するとも言われているので非常に頼もしい存在です。
ゴキブリがいなくなったら、アシダカグモは別の場所へと引っ越していきます。
あまり邪険に扱う必要はないでしょう。
どうしてもアシダカグモが苦手な場合は?
とはいえ、家にでかい蜘蛛がいることに耐えられない!という方もいるかと思います。
もしもアシダカグモに遭遇した場合は、近くの壁を叩いて追い払いましょう。
アシダカグモは臆病な性格なので、人間に攻撃することも少なく、音にも敏感です。
しかし、たとえアシダカグモを追い払ったとしても、家にゴキブリがいる限りはアシダカグモは出入りを繰り返します。
まとめ
見た目がちょっと不気味なアシダカグモですが、ゴキブリ対策に大きく貢献してくれる立派な蜘蛛であることがわかりました。
その性格は臆病で、人間に危害を加えることもなく、熱心にゴキブリを駆除してくれるユニークな一面を持っています。
もしアシダカグモを見つけても、むやみやたらに駆除をせず、うまく共存していきたいですね。
あまり怖く感じなくなったわ。
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