リトミック指導員の資格は何種類か必要なのでしょうか?
子供たちに教えられることが増えるのは嬉しいことですよね。
どんな種類の資格があって何ができるようになるのか、リトミック指導資格の種類についてご紹介します。
Contents
そもそも通常のリトミックの資格では何ができるの?
リトミックとは音の変化に素早く反応して身体を動かす「即時反応」を取り入れた音楽教育です。
リトミックの資格取得後はリトミック教室を開く以外に、依頼があれば保育園や幼稚園、子育て支援センターなどでも活動できます。
音の変化に対応する身体の動かし方や教具を使った活動を、始めは見本を見せながら行い、次第に子供たちだけでルールを理解した上で自由な発想ができるように指導していきます。
このように指導することで子供たちが集中力や思考力、社会性を身につけられるのがリトミックの特徴です。
ピアノの生演奏に合わせて行うリトミックが主流ではありますが、最近ではCDなどの音源を使ったリトミック指導員の養成講座もあります。
リトミックは民間資格なので無資格で指導しても法的には問題ありませんが、指導法を学ばないまま見よう見まねでリトミックを教えてしまうと、子供たちを混乱させる原因になってしまうので、リトミックの資格は取得しましょう。
リトミックの資格にはどんな種類がある?
リトミック研究センター
リトミックバイエル指導法
「バイエルピアノ教則本」とはドイツの作曲家であるフェルディナント・バイエルさんが作った、ピアノ初心者向けの教則本です。
幼い頃にピアノを習ったことのある人には身に覚えがあると思いますが、ピアノを始めたばかりの小さい子供に「バイエルピアノ教則本」は難しくて練習する気がなくなってしまうことがあります。
子供には面白くない「バイエルピアノ教則本」にリトミックの要素を盛り込んで楽しくレッスンできるように考えられたのが「リトミックバイエル指導法」です。
大きな五線譜の上を歩いてみたり、音符の種類によって大きさの異なる積み木をつかったりして、立体的に音楽を理解できる工夫などもされています。
国立音楽院
若返りリトミック
リトミックといえば幼児教育のイメージがありますが、最近では老人ホームなどでの介護施設で認知症予防や健康維持のためにリトミックを取り入れている施設もあります。
国立音楽院の「若返りリトミック」には高齢者向けに特化したカリキュラムがあり、高齢化社会に貢献できるリトミック指導員を目指すことができます。
唱歌や歌謡曲などを使って、身体を無理なく動かしたり歌ったりと施設のみんなで楽しみながらリトミックを行います。
健康寿命を延ばす取り組みとして、これから注目される分野となるでしょう。
ふれあいリトミック
ハワイアンリトミック
ハワイアンリトミックとはハワイアン風にアレンジされた童謡を使ったリトミックで、ゆったり癒されながら身体を動かすことができます。
2クラスの資格を取得することができ、自由に動いたり話したりできない赤ちゃん向けのベビークラスと手の動きを使って表現するキッズクラスのそれぞれ年齢に合わせたプログラムです。
本格的なフラダンスではないので、ダンス経験のない人でも資格を取得してハワイアンリトミック教室を開くことができます。
ゆったりした曲調のハワイアンリトミックは子供と親御さんだけでなく、祖父母も参加できる親子三世代でのリトミックも楽しそうですね。
リトミック指導員が取得した方が良い種類の資格は?
リトミックといえば幼児教育と思われがちですが、元々は音大生向けの教育プログラムでした。
リトミックの基本理念や指導法を取り入れたものを変化させ、幼児教育以外でもリトミックが行われるようになりました。
現在リトミック以外の資格を持っているのであれば、その資格と合わせて使えるようなリトミック(介護関係の資格なら「若返りリトミック」)の講座を受講すると、資格取得後すぐに実践することができます。
特に資格を持っていなければ、通常のリトミックも含めて興味のある講座を受講したり、複数の資格を取得すると活動の場が広がるでしょう。
様々な種類のリトミックの資格を取得することで、今までリトミックに興味のなかった人にもレッスンを受けてもらえそうですね。
まとめ
「即時反応」を取り入れた活動で集中力や思考力、社会性が身につくリトミックは資格取得すると教リトミック教室を開いたり、保育施設や子育て支援センターなどでレッスンを行うことができます。
通常のリトミック以外の種類
- リトミックの要素を使って「バイエルピアノ教則本」のレッスンをする、リトミック研究センターの「リトミックバイエル指導法」
- 高齢者向けに唱歌や歌謡曲を使ってリトミック活動をする、国立音楽院の「若返りリトミック」
- ハワイアン風の童謡でゆったりしたリトミックを行うふれあいリトミックの「ハワイアンリトミック」
今持っているリトミック以外の資格や興味のある種類のリトミック講座を受講してみましょう。
複数の資格を取得して掛け合わせると指導の幅が広がりますね!
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